メジャーリーグ(MLB)で圧倒的な活躍を見せる大谷翔平選手。
2024年、ロサンゼルス・ドジャースと契約を結び、MLBの歴史に新たな1ページを刻みました。
10年総額7億ドル(約1015億円)という破格の契約は、その金額もさることながら、97%を後払いとする特殊な支払い構造で注目を集めています。
さらに、スポンサー収入も年々増加し続け、その総収入は他のMLB選手を大きく引き離しています。2024年にはMLB史上初の「50本塁打、50盗塁」を達成するなど、その実力は誰もが認めるところとなっています。
本記事では、大谷翔平選手の2025年の年収を中心に、契約内容やスポンサー収入の詳細、そして他選手との比較まで、徹底的に解説していきます。
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大谷翔平の2025年の年収は推定160億円!
画像引用元:gooニュース
2024年の大谷翔平選手の総年収は、基本年俸とスポンサー収入を合わせて約100億円を超えると予測されています。
その内訳は、基本年俸が200万ドル(約2億9000万円)、スポンサー収入が約6500万ドル(約97億5000万円)となっています。
しかし、最新の米メディアのレポートでは年間スポンサー収入は1億ドル(約157億円)に迫るとされており、2025年は年俸と合計すると最低でも160億円近い年収になるのではないでしょうか?
今年2月、世界で最も稼ぐアスリートを順位付けした米メディア『スポーティコ』は大谷のスポンサー契約額が4000万ドル(約62億7000万円)になると推定。5月には米経済誌『フォーブス』が、その数字を6000万ドル(約94億円)に引き上げている。しかし、米メディア『ブリーチャーレポート』は「ドジャースとの契約後、大谷の年間スポンサー収入は1億ドル(約157億円)に迫る」とし、最新の予測のほぼ2倍のスポンサー収入を稼いでいると報じた。
引用元:ベースボールチャンネル
この収入構造の特徴は、年俸に比べてスポンサー収入が圧倒的に大きいことです。
これは、大谷翔平選手の持つ商業的価値の高さを如実に示しています。
二刀流という独自のスタイルと、世界的な知名度により、企業からの注目度は年々高まっており、その結果としてスポンサー収入も増加の一途を辿っています。
大谷翔平の2025年の基本年俸は約2億9000万円!
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大谷翔平選手の2025年の基本年俸は200万ドル(約2億9000万円)に設定されています。
この金額は、契約総額に比べると驚くほど低額に見えますが、これには大きな理由があります。
球団の財務的柔軟性を確保し、より強力なチーム作りを可能にするための戦略的な契約設計なのです。
この年俸設定には以下のような特徴があります。
- 2024年から2033年まで、毎年200万ドルの年俸が維持される
- 契約総額の97%が後払いとなる画期的な構造
- 球団の選手補強資金を確保するための配慮
- 贅沢税(ラグジュアリータックス)の計算に影響を与える戦略的な設計
ドジャースでプレーする契約となっている10年間の年俸総額は2000万ドル(約29億円/1ドル145円換算)ですが、これは7億ドルの約2.9%にしかなりません。
引用元:ABEMA TIMES
MLB史上最高額!大谷翔平の契約金と後払いシステムの仕組み
画像引用元:DIAMOND online
大谷翔平選手がドジャースと締結した契約は、MLBの歴史上最高額となる10年総額7億ドル(約1015億円)です。
この契約の最大の特徴は、その97%にあたる6億8000万ドル(約986億円)が後払いとして設定されていることです。
【後払いシステムの詳細】 ・支払い期間:2034年から2043年 ・年間支払額:6800万ドル(約98億6000万円) ・利子:付かない ・後払い総額:6億8000万ドル(約986億円) |
この画期的な契約構造により、ドジャースは以下のようなメリットを得ることができます。
- 選手補強のための資金確保が容易に
- 贅沢税の計算上、年平均年俸が4600万ドルとして扱われる
- 差額の約2400万ドルを他の選手の獲得や補強に充てることが可能
また、大谷翔平選手自身がこの後払い方式を提案したとされており、これは彼のチーム全体の強化を考慮した姿勢を表すものとして高く評価されています。
スポンサー契約も絶好調!副収入を含めた総年収の推移
画像引用元:full-Count
大谷翔平選手のスポンサー収入は、その活躍とともに年々増加を続けています。
MLBでの二刀流という独自のスタイルと、世界的な知名度により、その商業的価値は他の選手を圧倒しています。
スポンサー収入が増加している主な理由としては以下の通りです。
- 投手と打者の両方で驚異的な成績を残す独自のプレースタイル
- 2021年のアメリカンリーグMVP獲得による知名度向上
- 日米両国での圧倒的な人気
- クリーンで誠実なイメージ
- チーム全体への貢献度の高さ
2024年新たにスポンサーとなった企業
大谷翔平選手の商業価値は2024年も引き続き上昇を続けており、新たな企業とのスポンサー契約が続々と締結されています。
これまでに発表された新規スポンサー企業は以下の通りです。
企業名 | 契約月 | 備考 |
---|---|---|
日清製粉ウェルナ | 11月 | 大谷選手の19社目のスポンサー企業として参画 |
伊藤園「お〜いお茶」 | 4月 | 日本の代表的な緑茶ブランドとしてグローバル展開を視野に契約 |
Beats | 2月 | グローバルアンバサダーとして就任。音楽・スポーツブランドとの提携 |
ECC | 2月 | 教育分野での新たなパートナーシップを構築 |
これらの新規契約は、大谷翔平選手の影響力が特定の分野に留まらず、食品、飲料、音楽、教育など多岐にわたっていることを示しています。
特に、日清製粉ウェルナとの契約により、スポンサー企業数は19社にまで拡大。
その商業価値は依然として上昇傾向にあり、今後も新たな企業との契約が期待されています。
各企業は大谷選手の持つグローバルな影響力と、クリーンなイメージを高く評価。特に伊藤園やBeatsとの契約は、北米市場での更なる展開を視野に入れた戦略的なパートナーシップとして注目されています。
スポンサー収入は年々増加しており、2024年は約97億5000万円に達すると予測されています。
大谷翔平の総年収推移
大谷翔平選手の収入は、MLBデビュー以来、着実な成長を遂げています。
特筆すべきは、年俸に比べてスポンサー収入が圧倒的な割合を占めている点です。
以下、その詳細な推移をご紹介します。
年度 | 年俸 | スポンサー収入 | 総年収 |
---|---|---|---|
2018年 | 約7,793万円 | 約20億円 | 約27億8,000万円 |
2020年 | 約1億円 | 約30億円 | 約31億円 |
2021年 | 約4億2,900万円 | 約50億円 | 約54億2,900万円 |
2022年 | 約7億8,650万円 | 約60億円 | 約67億8,650万円 |
2023年 | 約43億円 | 約93億円 | 約136億円 |
2024年 | 約2億9,000万円 | 約97億5,000万円 | 約100億4,000万円 |
大谷翔平選手の収入構造の特徴は、年俸よりもスポンサー収入が圧倒的に大きな割合を占めている点です。
これは、彼の二刀流としての活躍や、クリーンなイメージ、さらには日米両国での高い知名度が評価された結果と言えるでしょう。
特に2024年からの新契約では、チーム全体の強化を考慮した革新的な年俸設定となっていますが、それを大きく上回るスポンサー収入により、総収入は依然として MLB選手の中でもトップクラスを維持しています。
大谷翔平の年収と他のMLB選手との比較
画像引用元:CoCoKARA
大谷翔平選手の収入構造は、他のMLB選手と比較して非常に特徴的です。
年俸、スポンサー収入、総収入のそれぞれの観点から詳しく比較してみましょう。
2024年 年俸比較
選手名 | チーム | 年俸 |
---|---|---|
マックス・シャーザー | レンジャーズ | 4,333万ドル(約63億円) |
ジャスティン・バーランダー | アストロズ | 4,333万ドル(約63億円) |
アーロン・ジャッジ | ヤンキース | 4,000万ドル(約58億円) |
大谷翔平 | ドジャース | 200万ドル(約2億9,000万円) |
大谷翔平選手の年俸が著しく低い理由は、契約総額の97%を後払いとする特殊な契約構造にあります。
これはチームの戦力補強資金を確保するための戦略的な設計です。
2024年 スポンサー収入比較
選手名 | スポンサー収入 |
---|---|
大谷翔平 | 6,500万ドル(約97億5,000万円) |
ブライス・ハーパー | 700万ドル(約11億円) |
アーロン・ジャッジ | 600万ドル(約9億円) |
マイク・トラウト | 220万ドル(約3億3,000万円) |
スポンサー収入では、大谷翔平選手が2位のブライス・ハーパー選手の約9倍という圧倒的な差をつけています。
これは、二刀流という独自性と世界的な知名度が評価された結果です。
2024年 総年収比較
選手名 | チーム | 総年収 |
---|---|---|
大谷翔平 | ドジャース | 6,700万ドル(約100億4,000万円) |
山本由伸 | ドジャース | 6,000万ドル(約90億円) |
アーロン・ジャッジ | ヤンキース | 4,400万ドル(約67億円) |
マックス・シャーザー | レンジャーズ | 4,333万ドル(約63億円) |
総年収で見ても、大谷翔平選手は他の選手を大きく引き離しています。
特筆すべきは、年俸は低めに設定されているにも関わらず、スポンサー収入の多さにより総収入ではトップに立っている点です。
まとめ
大谷翔平選手の2024年の年収構造について、その革新性と特徴を見てきました。
MLBの歴史に新たな1ページを刻む特殊な契約内容と、他の選手を圧倒するスポンサー収入は、野球界に大きな影響を与えています。
- MLB史上最高額となる10年総額7億ドル(約1015億円)の契約を締結し、その97%を後払いとする画期的な構造を実現
- 年間約97億5000万円というスポンサー収入は、2位のブライス・ハーパー選手の約9倍という圧倒的な差を記録
- 年俸は200万ドル(約2億9000万円)と抑えめながら、スポンサー収入により総収入は約100億円を突破
- 19社との契約を持つスポンサー企業数は、食品、飲料、音楽、教育など多岐にわたり、さらなる拡大の可能性を示唆
この特殊な収入構造は、大谷翔平選手の卓越した野球の実力はもちろん、世界的な知名度と影響力によって支えられています。
さらに、チームの戦力補強にも配慮した契約内容は、個人の利益だけでなく、チーム全体の発展も考慮した画期的なものといえるでしょう。
2024年、ドジャースでの新たな挑戦を始めた大谷翔平選手。
その活躍と共に、収入面でもさらなる記録が期待されます。彼の存在は、プロ野球選手のビジネスモデルに新たな可能性を示しただけでなく、スポーツビジネス全体に大きな影響を与えていると言えるでしょう。