佐々木朗希の筋肉がすごい!「令和の怪物」進化の裏側!トレーニング方法の秘密に迫る

佐々木朗希 筋肉

「令和の怪物」佐々木朗希選手。その名を聞けば、誰もが驚異的な160km/h超えの速球を思い浮かべることでしょう。

しかし、その圧倒的な投球の裏には、プロ入り後に劇的な進化を遂げた“筋肉”の秘密が隠されていました。

大船渡高校時代から注目を集めた佐々木朗希選手の投球は、プロ入り後さらにスケールアップ。いまや、彼の肉体とトレーニング哲学に、スポーツ関係者やファンの視線が集中しています。

本記事では、佐々木朗希選手の筋肉の特徴、驚きのトレーニングメソッド、そして徹底した食生活まで徹底解剖

さらに、「筋肉バイブル」を愛読する彼のストイックな日常が、いかにして唯一無二の投手を作り上げたのか、その裏側に迫ります。

野球ファンはもちろん、アスリートや筋トレ愛好者にも響くエピソード満載。

佐々木朗希選手の“筋肉の秘密”を通じて、彼がいかにして“伝説”を創り上げているのかを一緒に紐解いていきましょう。

佐々木朗希の筋肉が注目される理由とは?

佐々木朗希画像引用元:Sportsnavi

ここでは、佐々木朗希選手の筋肉が注目される理由を深く掘り下げていきます。

  • プロ野球界屈指の身体能力
  • 165km/hの豪速球を支える筋肉の秘密
  • 「筋肉バイブル」を愛読するプロ意識

「令和の怪物」と呼ばれる佐々木朗希選手の筋肉を作り上げたのは、プロ野球界屈指の身体能力と、理論的なトレーニングの積み重ねでした。

プロ野球界屈指の身体能力

佐々木朗希画像引用元:日刊スポーツ

佐々木郎希選手がもつプロ野球界屈指の身体能力は、彼が千葉ロッテマリーンズに入団した当初から注目されていました。

入団当初、佐々木朗希選手は体力面での懸念もありましたが、実際には彼の身体は思ったよりも頑丈であることが確認されました。

吉井理人投手コーチ(現・千葉ロッテマリーンズ監督)は、「当初は体力がないからどうだこうだと言われていましたが、思ったより体は頑丈」とコメントしています。

その吉井理人コーチのコメントを裏付けるかのように、佐々木郎希選手は、入団時に行われた体力測定で以下のような驚異的な数値を記録しました。

  • 身長:190cm
  • 体重:85kg
  • 垂直跳び:73cm
  • 50m走:5秒9
  • 座位体前屈:21cm

この体力測定で記録した垂直跳びでは、他の新人6選手の平均63・2センチを大きく突き放し、新人トップとなる73cmを記録。

これは、アメリカ・プロバスケットボールリーグ・NBAの平均値を超える驚異的な数値です。

さらに50m走は5秒9の記録をたたき出します。

測定を担当した順天堂大学スポーツ健康科学部の窪田敦之准教授によると、太ももの筋力は五輪代表を狙える陸上短距離選手と同等の数値になるようです。

また、短縮性の筋力(ハムストリングスなど)と伸張性の筋力(大腿四頭筋など)の測定も行われ、100メートルを10秒3程度で走るスプリンターと同等の能力があると評価されました。

「データ的には100mを10秒3で走るスプリンターと同等の反応を示した」(窪田敦之准教授談)

引用:LINE NEWS

また、座って上半身を曲げ、柔軟性を測る座位体前屈は21cmを記録。

投球の際に左足を顔の高さまで上げる佐々木郎希選手の独特のピッチングフォームは、持ち前の柔軟性によって作り出されていたことが分かっています。

体力測定後、佐々木郎希選手は「色々な筋肉を計測できて、興味深かった。まだまだ体は鍛えなくてはいけないなと。弱い部分をしっかりと把握して、良いところは伸ばして頑張りたい」と語り、身体づくりに対するストイックな姿勢を見せていました。

165km/hの豪速球を支える筋肉の秘密

佐々木朗希選手が160km/hを超える豪速球を投げるためには、いくつかの筋肉の特性とトレーニングが重要な役割を果たしています。

ここでは、佐々木郎希選手のピッチングを支える筋肉の秘密について、5つのポイントを解説していきます。

1.下半身のパワー

投球時、下半身の筋力が佐々木朗希選手の速球を支える要です。股関節や太ももの筋肉を鍛えることで、地面からの反発力を効率的に活用し、ボールの加速に繋げています。

2.体幹の安定性

体幹の筋肉も重要です。特に腹斜筋や背筋が強化されており、これにより体を捻る動作がスムーズに行えます。体幹の安定性が高まることで、投球時の力の伝達が効率的になり、結果として球速が向上します。

3.筋肉の柔軟性

佐々木郎希選手は筋肉の柔軟性も重視しており、肩回りの柔軟性が高いことが、速球を投げる際の可動域を広げています。これにより、腕の振りがスムーズになり、より速い球を投げることが可能になります。

4.臀部(でんぶ)の筋力強化

筋肉強化のなかでも、佐々木郎希選手は特に「おしり(臀部)」の筋肉を重点的に鍛えています。これは、投球時の力の伝達を向上させるために重要な役割を果たします。おしりの筋肉が強化されることで、下半身の力を上手く上半身に伝えることができ、結果として球速が向上します。

5.体重の増加

体重の増加も佐々木郎希選手のパフォーマンスに大きく関わっています。プロ入り前と比べて体重が7キロ増加し、92キロになったことで、筋肉量が増え、より力強い投球が可能になっています。これにより、体全体のバランスが改善され、投球の安定性も向上しています。

これら5つの筋肉の特性とトレーニングにより完成されたピッチングフォームが、佐々木郎希選手の豪速球を生み出しているのです。

今後の筋力トレーニングにより、彼の球速は夢の170km/hに到達するのでしょうか。

佐々木郎希選手のピッチングにますます期待が高まります。

「筋肉バイブル」を愛読するプロ意識

佐々木朗希選手はプロ入り当初から「筋肉バイブル」を愛読する、高いプロ意識の持ち主です。

千葉ロッテマリーンズの入寮時に持参した書籍の一つに「プロが教える筋肉のしくみ・はたらき パーフェクト事典」(石井直方監修、荒川裕志著、ナツメ社)という、筋肉に関する本を挙げています。

この一冊は、筋肉の名称や機能を理解するためのもので、佐々木朗希選手はトレーナーとのコミュニケーションを円滑にするために役立つと考えていたようです。

「筋肉の名称とかを知っていれば、トレーナーさんと話すときもスムーズに進むと思うので」

引用:日刊スポーツ

ちなみにこの書籍は、佐々木朗希選手の愛読書として話題となり、特にスポーツ・医療・介護関係者の注目を集めました。

そのほかにも佐々木朗希選手が愛読する書籍として、「トレーニングをする前に読む本」(石井直方著、講談社)が挙げられています。

 

 
 
 
 
 
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この一冊は、筋肉の性質や動きについての理解を深めるために役立つ内容が含まれており、佐々木郎希選手は「筋肉の性質や動き、しくみはしっかりと知っていて損はないと思っています」と語っています。

「(入寮時に)持ちこんだ本と同じ方の本ですが石井直方さんの『トレーニングをする前に読む本』(講談社)です。前の本もそうですが筋肉の性質や動き、しくみはしっかりと知っていて損はないと思っています。前回の本は読破しました。今まで知らなかった筋肉の事を知ってさらに興味が湧いてきたので買いました。自分でもウェートや体幹をしている時にどこの筋肉を動かしていて、その筋肉が体のどのような役割を担っているかとかを知りながら行うのと知らないで漠然と行うのとでは全然違うと思います」

引用:文春オンライン

これらのことから、佐々木朗希選手が繰り出す160km/hを超える豪速球は、彼が持つ身体能力だけでなく、身体のメカニズムに基づく理論的なトレーニングによって形成されていることが分かります。

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佐々木朗希の筋肉トレーニング方法とは?

佐々木朗希画像引用元:週刊ベースボールONLINE

ここでは、佐々木朗希選手が実践する筋肉トレーニングの方法を解説していきます。

彼のトレーニングは、特に体幹や下半身の強化に重点を置いているようです。

・体幹トレーニング

体幹トレーニングは、投手にとって非常に重要です。特に、佐々木朗希選手の体幹トレーニングは、「ストレッチやバランス」を重視したエクササイズが取り入れられています。これにより、投球時の安定性や力の伝達が向上します。

・下半身の強化

下半身の筋肉を鍛えるために、「スクワットやランジ」などのエクササイズを行っています。これらのトレーニングは、投球時に必要なパワーを生み出すために不可欠です。特に、佐々木朗希選手は投球時に下半身の力を最大限に活用することを意識しています。

・柔軟性の向上

佐々木朗希選手は柔軟性を高めるためのストレッチも重要視しています。彼は「180度開脚ストレッチ」などを行い、柔軟性を保つことで、よりスムーズな動作を実現しています。柔軟性を高めることで、怪我のリスクも低減されます。

また、佐々木朗希選手はこれらのトレーニングのほかに、お家で出来る簡単なトレーニングを千葉ロッテマリーンズのYouTubeで公開しています。

このトレーニングメニューには、体幹トレーニングやストレッチが含まれており、誰でも手軽に取り組める内容になっています。

全5回で構成されるトレーニング動画を見ながら、お家で佐々木郎希選手と同じトレーニングメニューにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

佐々木朗希投手も実践している家でも出来る簡単トレーニング その1

・佐々木朗希投手も実践している家でも出来る簡単トレーニング その2

佐々木朗希投手も実践している家でも出来る簡単トレーニング その3

・佐々木朗希投手も実践している家でも出来る簡単トレーニング その4

佐々木朗希投手も実践している家でも出来る簡単トレーニング その5



さらに、佐々木郎希選手は身体のケアを重視しており、トレーニング後にはリカバリーの一環としてマッサージを取り入れています。

千葉ロッテマリーンズのYouTubeチャンネルで公開された動画では、彼がマッサージを受ける様子が映し出されており、トレーニング後の身体のメンテナンスがどれほど重要かが分かる内容となっています。

また、佐々木朗希選手は、トレーニングにおいて技術や筋力だけでなく、精神面の成長にも重点を置いて取り組んでいます。

彼が「令和の怪物」と称されるほどの実力を手にしたのは、「心・技・体」のバランスを大切にし、地道な努力を積み重ねてきた結果だと言えるでしょう。

佐々木朗希の筋肉に関するエピソード

佐々木朗希画像引用元:Sportiva

最後に、佐々木郎希選手の筋肉の源となる“食”に関するエピソードを紹介していきます。

佐々木郎希選手が食生活の改革を始めたのは、2023年に開催されたWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)において、ダルビッシュ有選手や大谷翔平選手のスタイルの良さに刺激を受けたことがきっかけでした。

「ダルビッシュ(有)さん(36=パドレス)とか大谷(翔平)さん(28=エンゼルス)がめちゃくちゃスタイルが良かったなと。自分、(スタイルが)いい方だと思っていたんですけど、もう全然あんまりスタイル良くないなって思い知らされました(苦笑)」

引用:日刊ゲンダイ

特にダルビッシュ有選手はサプリメントに関して専門的な知識を持ち、自らサプリメント商品をプロデュースするほどのこだわりを持っています。

このWBCでの交流がきっかけとなり、佐々木郎希選手は、ダルビッシュ有選手に勧めてもらったサプリメントやプロテインを愛用し始めたようです。

ダルビッシュ有 佐々木朗希画像引用元:BASEBALL KING

プロ4年目を迎えたシーズンから千葉ロッテマリーンズ寮を出て、一人暮らしを始めた佐々木郎希選手。

この頃から、栄養士が作った弁当を持参して球場入りするなど、栄養管理に対する高い意識を持つようになりました。

「朗希は最近、球場に 弁当を持ってきています。栄養士が作ったものだと聞きました。白米は球場のものを食べているので、持ってきているのはオカズだけです。容器の柄や、具材までは分かりませんけど、恐らく、アスリートに必要な栄養素としっかりカロリー計算されたものが詰められているのでしょう。食事の量? いつからか、ものすごい量を食べるようになっていて……ご飯だけでもたぶん1食800グラムは食べていると思います」(チームメイト談)

引用:日刊ゲンダイ

また、佐々木郎希選手は、地元の特産品である「酢の素」を好んで使用していることでも知られています。

この調味料は、彼の故郷である岩手県大船渡市の水野醤油店が製造している特産品です。

佐々木郎希選手が「恋しくなる食べ物」として紹介したことで、注文が殺到し、入手困難になったというエピソードもあります。

佐々木朗希画像引用元:日刊スポーツ

酢の素は、料理に酸味を加えるだけでなく、食欲を増進させる効果もあるため、佐々木郎希選手はトレーニング後の食事に取り入れることが多いようです。

これらのエピソードから、佐々木郎希選手の食事はただの栄養補給にとどまらず、パフォーマンス向上を目的とした戦略的なものであることが見えてきます。

現在メジャーリーグ挑戦を目指している佐々木朗希選手にとって、海外での食事管理の重要性がより高まってきそうです。

まとめ

佐々木朗希選手が「令和の怪物」と称される理由は、その類まれな身体能力と理論的なアプローチに基づくトレーニングにあります。

圧倒的な球速を生み出す下半身や体幹の強化、柔軟性を重視したメニュー、そして「筋肉バイブル」を活用したプロ意識の高さが、彼の進化を支えてきました。

また、食生活へのこだわりや適切な栄養管理が、高いパフォーマンスを支える基盤として機能しています。

「令和の怪物」として進化を続ける佐々木郎希選手の姿は、多くのアスリートやファンに夢と希望を与えています。今後のさらなる飛躍にも目が離せません。