ドジャースのロバーツ監督はどんな人?大谷翔平・山本由伸のボスは沖縄生まれのハーフ

ドジャース ロバーツ監督 どんな人

大谷翔平選手と山本由伸選手が所属するロサンゼルス・ドジャースの監督は人懐っこい笑顔が素敵なデーブ・ロバーツ監督です。

昨年、大谷翔平選手がFAでの移籍の際には、契約がまだ決まっていないにも関わらず笑顔で交渉過程をメディアに話してしまい、騒動になった事でご存じの方も多いと思います。

デーブ・ロバーツ監督は沖縄生まれで米国育ちです。

この記事では、大谷選手・山本選手が在籍するドジャースの監督であるデーブ・ロバーツ監督について詳しく解説していきたいと思います。

デーブ・ロバーツ監督ってどんな人?

大谷選手と山本選手が所属するロサンゼルス・ドジャースのデーブ・ロバーツ監督はMLB史上初の日本生まれの監督です。

それではロバーツ監督について詳しく見ていきたいと思います。

デーブ・ロバーツ監督のプロフィール

ロバーツ監督画像引用元:スポーツ報知

  • 名前:デーブ・ロバーツ(Dave Roberts)
  • 本名:デビット・レイ・ロバーツ(David Ray Roberts)
  • 生年月日:1972年5月31日
  • 年齢:52歳(2024年7月現在)
  • 出身地:沖縄県那覇市
  • 国籍:アメリカ合衆国
  • 身長:177.8cm
  • 体重:81.6kg
  • 父親:ウェイモン・ロバーツ(アフリカ系アメリカ人)
  • 母親:栄子・ロバーツ(日本人)

ロバーツ監督は父親がアフリカ系アメリカ人、母親が日本人で沖縄生まれアメリカ育ちです。

父親のウェイモンさんが海兵隊に所属していて沖縄基地に勤務していた時に母親の栄子さんと結婚しロバーツ監督が生まれました。

ロバーツ監督は、MLB史上初の日本生まれの監督で、日本生まれの監督として初めてワールドチャンピオンになった人物です。

何となく愛らしい笑顔の中に日本人を感じられますね!

正直者でおしゃべりなユニークな監督

今回の大谷翔平選手に関する会見時の発言で分かる通り、かなり正直者でおしゃべりな監督のようですね。あまりにも正直者すぎて周りが驚いた感じでしたが・・・。

今月上旬のウインターミーティング(テネシー州ナッシュビル)での会見では、大谷の代理人のネズ・バレロ氏から“箝口令”を敷かれていたにもかかわらず、「私は正直でありたい」と、大谷と交渉したことを暴露して注目を集めた。

引用:日刊ゲンダイ

現役時代は複数の球団を渡り歩き、苦労したこともあり、選手のモチベーションを上げる事には長けているロバーツ監督は、コミュニケーション能力が高く、選手との関係もうまく築く事ができるようです。

テレビに映るロバーツ監督はいつもニコニコしてますね!

「コミュニケーション力が高く常に選手に寄り添う姿勢はチーム内で高く評価されています。ドジャースタジアムの監督室のドアを常に開放し、日頃から選手の声に耳を傾けている。選手のプライドをくすぐるのもうまく、ここ数年は故障に苦しんだカーショーを常にエースと位置付け、故障明けの復帰戦は必ず大事な試合に設定してきた。才能がありながらも伸び悩んでいる選手を適材適所で起用するなど、控え選手の扱いもうまい」

引用:日刊ゲンダイ

アメとムチを上手く使い分ける監督?

そんな温厚そうなロバーツ監督ですが、グランドに立つと厳しい一面もあるそうです。

特に投手起用については徹底しており、先発陣の負担を軽減する球団方針を守り、球数が100球に達する前にも選手の意見を聞かずスパッと降板させることも多いようです。

エンゼルス時代のように出場の可否について本人の意向を尊重して続投される事もないでしょうから、大谷翔平選手の肘の状態や怪我の事を考えると、無理をさせる事も少なくなるでしょうし、二刀流を少しでも長く継続できるようになるかもしれませんね!

その一方で、選手を自分の子供のように大切にする監督でもあります。

制球が定まらず苦戦している投手に対し、マウンド上て20秒以上もハグをして耳元でささやき続け自信を持たせるなど、愛情に満ち溢れた一面を持つ、ハートのある監督でもあります。

沖縄生まれ、でも日本語は話せない!

MLB史上初の日本生まれの監督ということで日本語が話せるのではないか?と思われた方も多いと思いますが、ロバーツ監督はほとんど日本語を話すことはできないようです。

ただ、日本人の母親である栄子さんが可能な限り日本語で話をしていたこともあり、ロバーツ監督は日本語を話すことはほとんど出来ませんが、話を聞いて理解することはできるそうです。

日本語で話しかけると英語で回答してくるそうです。

ロバーツ監督には妹のマリサさんがいますが、母親の栄子さんは2人の子供を育てるのに精一杯で、またアメリカに移住した際にアメリカでの生活順応するために自身が英語を覚える必要もあり、ロバーツさんに日本語を教えるまでの余裕がなかったそうです。

ちなみにロバーツ監督の一家は、ロバーツ監督が生後3ヶ月の時にアメリカに移住しています。

慣れない異国の地で子供2人を育てるだけでも大変ですから、日本語まで教えるのは無理ないですね。

日本生まれと言っても、人生のほとんどをアメリカで生活していますから、小さいころから日本語に触れていないにも関わらず、ヒアリングだけでも理解できるロバーツ監督もすごいですね!

デーブ・ロバーツ監督の経歴

沖縄県那覇市生まれということもあり、非常に日本人に親しみのあるロバーツ監督ですが、アメリカに移住してからどのような現役生活を送り、監督としてはどのような経歴を持つのか見ていきたいと思います。

現役時代はどんな選手だった?

デーブ・ロバーツ画像引用元:Number Web

アメリカのUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)を卒業したロバーツ監督は、1994年のドラフトで指名され、デトロイト・タイガースに入団しました。

外野手だった現役時代は832試合に出場しホームラン23本、通算打率2割6分6厘、243盗塁の俊足好打の選手でした。

中でも有名なのが、レッドソックス在籍時の2004年にヤンキースとの優勝決定シリーズで大創で2盗塁を決め、史上初の3連敗から4連勝した立役者の一人として注目を集めました。

2009年に引退、引退後はパドレスの特別補佐をしていましたが、2010年の37歳の時に血液がんの一種ホジキンリンパ腫と診断されます。

しかし、不屈の精神で闘病生活を乗り越え、たった1年でコーチとして現場復帰を果たします。

現在はどんな監督?

ロバーツ監督画像引用元:Number Web

2016年にドジャースの監督に就任したロバーツ監督は、5連覇を含む7度の地区優勝を果たし、2020年には32年ぶりとなるワールドシリーズを制覇しました。

就任1年目には故障者が続出しながらも地区優勝を果たした手腕を評価されて、ナ・リーグの最優秀監督に輝いています。

【ロバーツ監督の戦績】

  • 監督通算年数:9年(2016年~2023年)
  • 試合数:1196試合
  • 勝敗:753勝443敗
  • ワールドシリーズ出場:3回(2017年、2018年、2020年)
  • ワールドチャンピオン:1回(2020年)

自民党の甘利明議員と似ている!

SNSでロバーツ監督と甘利明衆議院議員が似ているという事が話題になりました。

確かに似ていますね。

また、甘利明衆議院議員ご自身も過去にXで似ていると言われた事を発信していました!!

ロバーツ監督は日本生まれという事もあり、甘利明衆議院議員と縁戚関係ではないか?という噂もあったようですが、全く関係はないようです。

まとめ

以上が、大谷翔平選手、山本由伸選手の所属するロサンゼルス・ドジャースのデーブ・ロバーツ監督について詳しく解説してきました。最後に簡単にまとめたいと思います。

  • ロバーツ監督はアフリカ系アメリカ人の父と日本人の母を持つハーフで生まれは沖縄県那覇市
  • 日本語は話せないが、ヒアリングはでるので日本語の問いに英語で回答することもある
  • 最優秀監督にも選任された事があり、MLB史上日本生まれの監督としてワールドシリーズを制覇している
  • 甘利明衆議院議員と顔が似ているが縁戚関係ではない

常勝軍団のドジャースを率いるロバーツ監督ですが、過去の成績に対しても全く納得していないという前向きな考え方に大谷翔平選手も山本由伸選手も賛同し移籍を決意したようです。

非常にユニークで人間味のあるロバーツ監督です。

2024年シーズンの前半戦が終了し、首位を独走するもけが人が続出しており、特に投手の台所事情は厳しい状況ですが、ロバーツ監督の手腕でワールドチャンピオンを目指して後半戦も期待したいですね!