イチローの米殿堂入り発表はいつ?候補28人に選出!史上2人目の満票受賞の可能性は?

イチロー 殿堂入り いつ

米野球殿堂は2025年の殿堂入り候補者28人を発表し、イチローさんが新たに加わりました。

2019年に現役を引退したイチローさんは、メジャーリーグで3089安打、509盗塁という輝かしい記録を残し、日本人として初めての殿堂入りが確実視されています。

注目は、2019年のマリアーノ・リベラ氏以来となる史上2人目の満票受賞を果たせるかどうか。

アメリカメディアからは「イチローさんが満場一致で選ばれないわけがない」との声も上がっており、期待が高まっています。

投票結果は2025年1月21日(日本時間22日)に発表される予定です。

イチローが米殿堂入り候補者に選出

イチロー画像引用元:東海テレビ

イチローさんは2001年、27歳でマリナーズからメジャーリーグデビュー。その年、史上2人目となるMVPと新人王の同時受賞という快挙を成し遂げました。

10年連続でゴールドグラブ賞を獲得し、2004年にはジョージ・シスラー氏が持っていた257本のシーズン最多安打記録を塗り替え、262安打まで伸ばす偉業を達成。

さらに10年連続200安打以上という驚異的な記録も打ち立てました。

現役時代から殿堂入りは確実視されており、今回満を持しての候補選出となりました。

2025年の米殿堂入り候補28人

今回発表された候補者を表にまとめてみました。

【新規候補者(14名)】

選手名 ポジション 主な所属球団 引退年
イチロー・スズキ 外野手 マリナーズ/ヤンキース 2019
CCサバシア 投手 インディアンス/ヤンキース 2019
フェリックス・ヘルナンデス 投手 マリナーズ 2019
ダスティン・ペドロイア 二塁手 レッドソックス 2019
カルロス・ゴンザレス 外野手 ロッキーズ 2019
カーティス・グランダーソン 外野手 タイガース/ヤンキース 2019
アダム・ジョーンズ 外野手 オリオールズ 2019
イアン・キンスラー 二塁手 レンジャーズ/タイガース 2019
ラッセル・マーティン 捕手 ドジャース/ブルージェイズ 2019
ブライアン・マッカン 捕手 ブレーブス/ヤンキース 2019
ハンリー・ラミレス 内野手 レッドソックス/ドジャース 2019
フェルナンド・ロドニー 投手 タイガース/レイズ 2019
トロイ・トゥロウィツキー 遊撃手 ロッキーズ/ブルージェイズ 2019
ベン・ゾブリスト 内野手 レイズ/カブス 2019

 

【継続候補者(14名)】

選手名 ポジション 主な所属球団 引退年 残り年数
ビリー・ワグナー 投手 アストロズ/メッツ 2010 最終年
アンドルー・ジョーンズ 中堅手 ブレーブス 2012 7年目
カルロス・ベルトラン 外野手 メッツ/ヤンキース 2017 3年目
アレックス・ロドリゲス 内野手 マリナーズ/ヤンキース 2016 4年目
マニー・ラミレス 外野手 レッドソックス/ドジャース 2011 3年目
チェイス・アトリー 二塁手 フィリーズ 2015 5年目
オマー・ビスケル 遊撃手 インディアンス/ホワイトソックス 2012 7年目
ボビー・アブレイユ 一塁手 ホワイトソックス 2014 6年目
ジミー・ロリンズ 遊撃手 フィリーズ 2016 4年目
アンディ・ペティット 投手 ヤンキース 2013 6年目
マーク・バーリー 投手 ホワイトソックス/ブルージェイズ 2015 5年目
フランシスコ・ロドリゲス 投手 エンゼルス/メッツ 2017 3年目
トーリ・ハンター 外野手 ツインズ/エンゼルス 2015 5年目
デビッド・ライト 三塁手 メッツ 2018 2年目

米殿堂入りの資格は?

米野球殿堂入りの資格と選考プロセスは以下の通り、非常に厳格な基準が設けられています。

【基本資格要件】
・メジャーリーグで10年以上のプレー経験
・引退後5年以上の経過
・全米野球記者協会(BBWAA)の適性審査委員会で候補者として認定

【投票プロセス】
・BBWAAに10年以上所属している記者のみが投票権を持つ
・各記者は最大10名まで投票可能
・全投票数の75%以上の得票で殿堂入り確定
・5%未満の得票の場合は翌年の候補から除外
・最大10年間の候補資格

【特別規定】
・現役中に死亡した選手の場合、特別な検討が行われる(例:ロベルト・クレメンテ氏)
・ベテランズ委員会による別枠での選考も存在
・道徳条項により、品行や誠実性も考慮される

史上2人目の満票受賞の可能性は?

イチロー画像引用元:livedoorNews

イチローさんの満票受賞への期待は非常に高まっています。

過去に満票で殿堂入りしたのは、ヤンキース一筋で活躍し、歴代最多652セーブを記録したマリアーノ・リベラ氏のみです。

2020年にはデレク・ジーター氏が、わずか1票差で満票を逃し、99.7%の得票率で選出されました。

イチローさんの場合、その実績は群を抜いています。

  • メジャーリーグでの3089安打(歴代25位)
  • 日米通算4367安打
  • シーズン最多262安打の記録(2004年)
  • 10年連続200安打達成(メジャーリーグ記録)
  • 10回のゴールドグラブ賞
  • 10回のオールスター出場
  • 509盗塁
  • 生涯打率.311

さらに、その華麗な守備と「レーザービーム」と称された強肩は、野球の魅力を世界中に伝えました。

米スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」は「イチローさんが満場一致で選ばれないわけがない」「史上最高の圧勝が確実視される」と報じています。

過去に初年度での米殿堂入りした選手は?

近年の初年度での殿堂入り選手を見てみたいと思います。

  • 2024年:アドリアン・ベルトレ氏(打率.286、3166安打、477本塁打)
  • 2024年:ジョー・マウアー氏(打率.306、2123安打、MVP1回)
  • 2022年:デビッド・オルティス氏(打率.286、541本塁打、WS MVP1回)
  • 2020年:デレク・ジーター氏(打率.310、3465安打、14度のオールスター)
  • 2019年:マリアーノ・リベラ氏(通算652セーブ、防御率2.21)
  • 2018年:チッパー・ジョーンズ氏(打率.303、468本塁打、MVP1回)
  • 2018年:ジム・トーミー氏(612本塁打、MVP1回)

これらの選手たちは、いずれも圧倒的な実績を残した名選手たちですが、イチローさんの記録は彼らと比較しても遜色ないものとなっています。

イチローの米殿堂入りは日本人初!

イチロー画像引用元:full-Count

日本人では過去に野茂英雄さん、松井秀喜さんが資格を得ましたが、残念ながら殿堂入りは果たせませんでした。

野茂さんは6票、松井さんは4票と、約1%の得票率に留まっています。

イチローさんが殿堂入りを果たせば、日本人として初めての快挙となります。

これは単なる個人の栄誉を超え、日本野球界全体にとって歴史的な出来事となるでしょう。

イチローさんは日本人野手として初めてメジャーリーグに挑戦し、その実力を証明。後続の日本人選手たちの道を切り開いた先駆者としても高く評価されています。

イチローの米殿堂入りにファンの反応は?

米殿堂入り候補選出のニュースを受けて、ファンからは大きな期待と喜びの声が続出しています。

マリナーズは公式SNSで「他に類を見ないキャリア」と題した4分16秒の特別動画を公開。

2019年3月の東京ドームでの現役最終戦から、メジャー初ヒット、記録となる262安打目、華麗な守備プレーなど、数々の記念すべきシーンを織り交ぜた内容となっています。

日本のファンからも、イチローさんの殿堂入りへの期待と興奮が日増しに高まっています。

まとめ

以上が、イチローさんの米野球殿堂入りについて詳しく解説してきました。最後にポイントを簡単にまとめたいと思います。

  • 【発表時期】2025年1月21日(日本時間22日)に投票結果が発表され、日本人として初の殿堂入りが期待される
  • 【歴史的意義】野茂英雄さん、松井秀喜さんに続く日本人3人目の候補者で、初の殿堂入り確実視。これは日本野球界全体にとって歴史的な快挙となる
  • 【満票の可能性】マリアーノ・リベラ氏以来となる史上2人目の満票での殿堂入りが期待され、米メディアからも高い評価
  • 【圧倒的実績】メジャー通算3089安打、シーズン262安打記録、10年連続200安打など、数々の記録を樹立。守備面でも10年連続ゴールドグラブ賞を獲得
  • 【野球界への影響】日本人野手として初めてメジャーリーグで成功を収め、後続の選手たちの道を開いた先駆者としての功績も高く評価

イチローさんの殿堂入りは、野球界全体にとって大きな励みとなることでしょう。

今後も日本人選手たちがメジャーリーグで活躍し、イチローさんの築いた伝説を引き継いでいくことを期待したいと思います。