読売ジャイアンツの主砲として活躍する岡本和真選手の年俸推移が驚異的です。
2025年の年俸は推定5億4千万円に到達し、球団内でも坂本勇人選手に次ぐ高額となっています。
プロ入り当初は1200万円だった年俸が、わずか11年で45倍に急上昇しました。
さらに注目されているのが、岡本和真選手のMLBへの挑戦です。
ポスティングシステムを利用した移籍交渉が始まっており、契約内容の予想が注目を集めています。
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【2025年】岡本和真の年俸は推定5億4千万円
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岡本和真選手の2025年の年俸は推定5億4千万円です。
これは前年から1億2000万円のアップとなり、自身最高額を更新しています。
この年俸額は読売ジャイアンツ内では坂本勇人選手に次ぐ第2位の金額となっており、岡本和真選手がチームにとってどれほど重要な選手であるかを物語っています。
2024年シーズンでは41本塁打を放つなど、圧倒的なパワーを見せつけたことが高評価につながりました。
個人的には、5億円という大台を超えた年俸は当然の評価だと感じます。
岡本和真選手はただの長距離砲ではなく、勝負強い打撃と状況判断能力も兼ね備えた選手です。
ジャイアンツの優勝争いを支える大黒柱として、この年俸には十分な価値があると言えるでしょう。
岡本和真の年俸推移
画像引用元:スポニチSponichiAnnex
岡本和真選手の年俸推移を見ていくと、その上昇カーブは実に見事なものがあります。
プロ入りから現在までの年俸推移を一覧表でご覧ください。
| 年度 | 年俸(推定) | 前年比 | 年齢 |
|---|---|---|---|
| 2025年 | 5億4000万円 | +1億2000万円 | 29歳 |
| 2024年 | 4億2000万円 | +1億5000万円 | 28歳 |
| 2023年 | 2億7000万円 | -3000万円 | 27歳 |
| 2022年 | 3億円 | +9000万円 | 26歳 |
| 2021年 | 2億1000万円 | +7000万円 | 25歳 |
| 2020年 | 1億4000万円 | +6000万円 | 24歳 |
| 2019年 | 8000万円 | +6800万円 | 23歳 |
| 2018年 | 1200万円 | 0円 | 22歳 |
| 2017年 | 1200万円 | -200万円 | 21歳 |
| 2016年 | 1400万円 | +200万円 | 20歳 |
| 2015年 | 1200万円 | – | 19歳 |
プロ入り時の2015年は推定1200万円からスタートしました。
入団から数年間は年俸に大きな変動はなく、2016年が1400万円、2017年が1200万円、2018年も1200万円と横ばいが続きます。
しかし、2018年シーズンでレギュラーに定着し、打率.309、33本塁打、100打点という素晴らしい成績を残したことで状況は一変しました。
翌2019年の年俸は8000万円へと一気に6倍以上の大幅アップを果たします。
この跳躍ぶりには驚かされますね。
その後も着実にステップアップを続け、2020年には1億4000万円、2021年には2億1000万円、2022年には3億円の大台に到達しました。
2023年は成績不振で2億7000万円に減俸されましたが、これをバネに同年は自己最高の成績を記録します。
その結果、2024年は4億2000万円、そして2025年には5億4000万円という高額契約を手にしました。
プロ入りからの11年間での通算年俸総額は20億円を超えており、岡本和真選手の市場価値の高さが窺えます。
特に2019年以降の上昇ペースは目を見張るものがあり、まさに「年俸推移がすごい」という表現がぴったりです。
岡本和真のMLBでの契約内容を予測
2025年11月20日、岡本和真選手がポスティングシステムを利用してMLB球団と契約交渉を行うことが発表されました。
交渉期間は11月21日から2026年1月4日までとなっており、世界最高峰の舞台への挑戦に注目が集まっています。
市場価値と契約予測
画像引用元:PR TIMES
岡本和真選手のMLBでの契約については、複数の米メディアや専門家が予測を発表しています。
最も多く引用されているのが、MLB Trade Rumorsによる4年総額6400万ドル(約99億円)という予測です。
これは年平均1600万ドル(約25億円)に相当する契約となります。
一方、より高額な評価も出ています。
ジ・アスレチックの元GMジム・ボウデン氏は、岡本和真選手を今オフのFA市場トップ50ランキングで18位に選出し、4年総額9000万ドル(約139億円)の契約になると予想しています。
日本のスポニチは、マリナーズのジョシュ・ネイラー一塁手の契約を基準に、4年総額7850万ドル(約121億円)と予測。
また日刊ゲンダイは、4~5年契約で総額6000万ドルから8000万ドル(約92億円から123億円)の範囲を示しています。
このように予測に幅はありますが、概ね4年で6000万ドルから9000万ドル程度の契約になる可能性が高いと見られています。
岡本和真選手の代理人は、大物エージェントとして知られるスコット・ボラス氏が務めており、交渉次第ではさらに好条件を引き出す可能性もあるでしょう。
比較対象選手
岡本和真選手の契約予測は、主に以下の選手との比較に基づいています。
最も近い比較対象とされているのが、マリナーズのジョシュ・ネイラー選手です。
ネイラー選手は4年総額9200万ドル(約141億円)の契約を結んでおり、岡本和真選手と同様に一塁を守る長距離打者という共通点があります。
また、過去の日本人野手の契約も参考になります。
カブスの鈴木誠也選手は5年総額8500万ドル(約130億円)、レッドソックスの吉田正尚選手は5年総額9000万ドル(約138億円)で契約しました。
岡本和真選手は29歳という年齢を考慮すると、これらの選手よりもやや短期・低額の契約になると予測されています。
同じくポスティングでMLB移籍を目指す村上宗隆選手との比較では、村上選手が25歳と若く左打ちという希少性から、7~8年で1億5400万ドル~1億5850万ドル(約237億円~244億円)という、より長期・高額の契約が予想されています。
それに対し岡本和真選手は4年程度の契約になる見込みです。
年齢という要素は避けられない現実ですが、岡本和真選手の実績と能力を考えれば、4年で6000万ドル以上の契約を勝ち取る可能性は十分にあると思います。
ポスティング費用は?
画像引用元:full-Count
MLB球団が岡本和真選手と契約する場合、読売ジャイアンツに対してポスティング費用を支払う必要があります。
MLBとNPB間の協定に基づく計算方法は以下の通りです。
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具体的な金額を計算してみましょう。例えば、契約総額が6400万ドルだった場合、ポスティング費用は以下のようになります。
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もし契約総額が9000万ドルになった場合は、ポスティング費用は約1537.5万ドル(約24億円)となります。
つまり、MLB球団は岡本和真選手本人への契約金に加えて、読売ジャイアンツへ1000万ドル以上の譲渡金を支払う必要があるわけです。
総額では8000万ドルから1億ドル以上の投資となるため、球団にとっては大きな決断となるでしょう。
岡本和真獲得に関心のある球団
画像引用元:中日新聞
複数の米メディアが、以下のMLB球団が岡本和真選手の獲得に関心を示していると報じています。
最有力候補とされているのがニューヨーク・ヤンキースです。
名門球団として三塁手や一塁手の補強を検討しており、岡本和真選手の長打力は魅力的な選択肢となっています。
その他、ボストン・レッドソックス、ロサンゼルス・ドジャース、トロント・ブルージェイズ、ピッツバーグ・パイレーツ、ニューヨーク・メッツなども関心を示していると伝えられています。
特にヤンキースやドジャースといった資金力のある球団が名乗りを上げれば、契約金が予想以上に高騰する可能性もあります。
米メディア「ジ・アスレチック」は、岡本和真選手について「日本で6度のオールスター選出を誇る29歳の内野手」と紹介し、一塁と三塁の両方を守ることができる点を高く評価しています。
2025年シーズンは5月に左肘を負傷して長期離脱しましたが、復帰後の69試合で打率.327、出塁率.416、長打率.598、15本塁打という驚異的な数字を残しました。
このパフォーマンスがMLB球団の評価をさらに高めたことは間違いありません。
個人的には、岡本和真選手にはぜひヤンキースのような伝統ある球団でプレーしてほしいという思いがあります。
ヤンキースタジアムの短い右翼フェンスは右打者の岡本和真選手に有利に働くでしょうし、プレッシャーの中で力を発揮できる精神力の強さも魅力です。
まとめ
岡本和真選手の年俸推移は、プロ入り時の1200万円から2025年の5億4千万円まで、まさに「すごい」の一言に尽きる上昇を見せています。
その実力は既にNPBトップレベルに達しており、MLB球団からも高く評価されています。
契約予測は4年で6000万ドルから9000万ドルと幅がありますが、交渉次第ではさらに好条件を引き出せる可能性も。
2026年1月4日までの交渉期間で、どのような結論が出るのか注目されます。
世界最高峰の舞台での岡本和真選手の活躍を期待したいですね。


