読売ジャイアンツの主砲・岡本和真選手は、奈良県五條市出身の強打者です。
智辯学園高校時代には春夏連続で甲子園に出場し、その圧倒的な長打力で全国に名を轟かせました。
プロ入り後は史上最年少で「3割・30本塁打・100打点」を達成し、本塁打王3回、打点王2回をはじめ数々のタイトルを獲得してきました。
2023年のWBCでは日本の優勝に貢献し、2025年にはMLB挑戦を表明するなど、常に新たな挑戦を続けています。
今回は岡本和真選手のwiki経歴と学歴について詳しくご紹介します。
岡本和真のwiki経歴
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岡本和真選手は2014年のドラフト会議で読売ジャイアンツから1位指名を受け、プロの世界に飛び込みました。
智辯学園高校で高校通算73本塁打という圧倒的な実績を残し、ドラフトの目玉として大きな注目を集めていた逸材です。
NPBキャリア
プロ入り当初の3年間は主に二軍で過ごし、地道に力をつけていきました。
2015年から2017年の一軍出場は合計35試合に留まり、背番号38を背負いながら下積み時代を経験しています。
しかし2018年、岡本和真選手に大きな転機が訪れます。背番号を25に変更し、22歳で開幕から一軍に定着すると、シーズン全143試合に出場しました。
打率3割9厘、33本塁打、100打点という成績で、プロ野球史上最年少となる「3割・30本塁打・100打点」の達成という歴史的快挙を成し遂げたのです。
2018年から2023年まで6年連続でシーズン30本塁打以上を記録するという驚異的な安定感を見せています。
特に2020年には31本塁打、97打点、2021年には39本塁打、113打点を記録し、2年連続で本塁打王と打点王の二冠に輝きました。
2023年にも41本塁打で3度目の本塁打王を獲得するなど、リーグを代表する強打者としての評価を確立しています。
2025年シーズンは怪我の影響で69試合の出場でしたが、打率3割2分7厘、OPS1.014という高い数字を残しました。
日本代表での活躍
岡本和真選手は国際舞台でもその実力を発揮してきました。
2023年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では侍ジャパンの主力メンバーとして全7試合に出場し、打率3割3分3厘、2本塁打、7打点という素晴らしい成績を残しました。
特に記憶に残るのは、アメリカとの決勝戦で放ったソロホームランです。
この一発は日本の優勝を決定づける貴重な得点となり、14年ぶりの世界一に大きく貢献しました。
国際舞台での勝負強さは本当に頼もしいですね。
WBC以外にも、2018年の日米野球や2024年のWBSCプレミア12など、数々の国際大会で日本代表に選出されています。
主なタイトル・表彰一覧
| タイトル・表彰名 | 受賞回数 | 受賞年度 |
|---|---|---|
| 本塁打王 | 3回 | 2020年、2021年、2023年 |
| 打点王 | 2回 | 2020年、2021年 |
| ゴールデングラブ賞 | 3回 | 2021年、2022年、2024年 |
| ベストナイン | 2回 | 2020年、2024年 |
| クライマックスシリーズMVP | 1回 | 2019年 |
| 交流戦MVP | 1回 | 2023年 |
本塁打王を3回、打点王を2回獲得しており、2020年と2021年の2年連続二冠はその圧倒的な打撃力を証明するものです。
守備面でもゴールデングラブ賞を3回受賞しています。
プロ入り当初は守備に課題がありましたが、年々向上させ、今ではNPBを代表する内野手の一人となっています。
この地道な努力は本当に素晴らしいと感じます。
その他にもクライマックスシリーズMVPや交流戦MVPなど、重要な場面での活躍が評価されています。
通算成績は打率2割7分7厘、248本塁打、717打点という堂々たる数字です。
MLBへの挑戦
2025年10月22日、読売ジャイアンツはポスティングシステムを利用したMLB移籍を承認しました。
これは巨人が野手をポスティングシステムで容認する球団史上初のケースとなり、大きな話題を呼びました。
岡本和真選手は記者会見で「最高のリーグであるMLBでプレーしたいという思いがあった」と長年の夢を語っています。
メジャーリーグのスカウトたちは、三振が少なく確実性が高い点や守備力の高さを高く評価しているそうです。
契約規模は4〜5年総額で6000万〜8000万ドル(約90億〜120億円)に達する可能性があると報じられており、複数球団が獲得に興味を示しています。
日本球界を代表する強打者が、メジャーの舞台でどんな活躍を見せるのか楽しみです。
岡本和真の学歴
岡本和真選手の野球人生は、学生時代からすでに輝かしいものでした。
各年代で着実に力をつけ、プロへの道を歩んでいった軌跡を追っていきましょう。
小学生時代
岡本和真選手は奈良県五條市立北宇智小学校に通っていました。
3歳の頃から野球に親しみ、小学1年生の時に地元の軟式野球チーム「カインド」に入団しています。
小学校時代から非凡な才能を発揮しており、投手と内野手を兼任していました。
小学4年生で4番打者を務めるなど、早くからチームの中心選手として活躍していたのです。
当時から中村剛也選手(西武ライオンズ)に憧れていました。
2019年に母校を訪問した際、岡本和真選手は「グラウンドが狭く感じますね。
ここにホームランを打ちこんでいました」と懐かしそうに振り返っています。
全校児童との交流会では「日本で一番すごいバッターになりたいです」と決意を述べており、その夢は今まさに実現しつつあります。
中学生時代
五條市立五條東中学校に進学した岡本和真選手は、硬式野球チーム「橿原磯城(かしはらしき)リトルシニア」に所属しました。
当時のコーチは「体は中学2年にしては大きく、性格は温厚でマイペースな子でした」と振り返っています。
しかし温厚な外見の中に秘められた闘志も感じていたそうです。
主将だった滝井堅丈さんは「おとなしい見かけの中に急に火がつく感じ」と表現しています。
バッティング練習では左中間フェンスを越えて場外まで飛ばすパワーを見せていました。
中学3年時にはシニアリーグ日本代表の4番を任され、全米選手権に出場するなど全国レベルで活躍しました。
この頃から将来のプロ野球選手としての片鱗が見えていたのでしょう。
高校生時代
岡本和真選手は野球の名門、智辯学園高等学校に進学しました。
中学1年生の時に智辯学園の小坂将商監督が岡本和真選手を見て一目惚れし、「こういう選手を育ててみたい」という一念が通じて入学が決まったそうです。
高校1年生の秋から4番打者として起用され、早くもその才能を開花させます。
1年生の5月の練習試合で逆方向への超特大ホームランを放ち、敵も味方も仰天させました。
しかしこの直後、小坂監督から「走るな。歩いてベンチに帰ってこい」「風格を身につけろ」と指導を受け、これが成長につながりました。
3年生の時には春夏の甲子園に連続出場を果たしました。
春のセンバツでは1試合2本塁打を記録し、推定130メートルの特大ホームランはあまりにも飛びすぎたため母校に「岡本ネット」という防球ネットが設置されたという伝説が残っています。
夏の甲子園では東海大四と対戦し惜しくも敗退しましたが、高校3年間で高校通算73本塁打という驚異的な記録を残しました。
2014年のドラフトで巨人から1位指名を受け、プロへの道を歩み始めることになります。
まとめ
岡本和真選手は奈良県五條市出身で、智辯学園高校時代に春夏連続甲子園出場を果たし、高校通算73本塁打という圧倒的な実績を残しました。
2014年ドラフト1位で巨人に入団後、2018年には史上最年少で3割・30本塁打・100打点を達成し、以降6年連続30本塁打以上を記録する安定感を見せています。
本塁打王3回、打点王2回、ゴールデングラブ賞3回をはじめ数々のタイトルを獲得し、2023年WBCでは日本の優勝に大きく貢献しました。
2025年にはMLB挑戦を表明し、新たなステージへの挑戦を始めています。
常に高みを目指し続ける姿勢は、多くのファンに感動を与え続けています。

