阪神タイガースの期待の左腕・及川雅貴選手の2025年年俸が決定しました。
今回の契約更改では3000万円となり、前年の3200万円から200万円の減額という結果になりました。
しかし、プロ入り6年目を迎える及川雅貴選手は、2025年シーズンで大きなブレイクを見せており、防御率0.74という驚異的な数字を記録しています。
横浜高校時代から「横浜高史上最強パワーピッチャー」と評されてきた彼の真の実力が、ついに開花したと言えるでしょう。
この記事では、及川雅貴選手の最新年俸情報から過去の推移、そして今後の年俸予想まで詳しく解説していきます。
プロ野球ファンなら見逃せない内容です。
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【2025年】及川雅貴の年俸は3000万円
画像引用元:CoCoKARA
及川雅貴選手の2025年年俸は推定3000万円となりました。
この金額は前年2024年の3200万円から200万円の減額となっています。
契約更改は2024年11月26日に西宮市内の球団事務所で行われ、及川雅貴選手自身がサインしました。
減額の理由は、2024年シーズンの成績にあります。
及川雅貴選手は9試合に登板し、そのうち5試合で先発を務めました。
7月31日の巨人戦では念願の先発初勝利を挙げたものの、シーズン通算では1勝3敗という結果に終わりました。
この成績が年俸査定に影響したのは間違いないでしょう。
契約更改後の会見で、及川雅貴選手は率直な気持ちを語っています。
「先発で投げ続けることの難しさは改めて感じた」と2024年シーズンを振り返り、課題を認識していることが伺えます。
一方で、6年目となる来季への意気込みも示しており、「春のキャンプからしっかり準備して自分の思い描いているピッチングができる調整をしてやっていく部分が課題」と前向きなコメントを残しました。
このような積極的な姿勢が、今後の成長につながることは間違いありません。
及川雅貴の年俸推移
画像引用元:日刊スポーツ
及川雅貴選手のプロ入り後の年俸推移を見ると、その成長の軌跡が手に取るように分かります。以下の表で詳しく見てみましょう。
年度 | 年俸 | 前年比 | 年齢 | 主な出来事・成績 |
---|---|---|---|---|
2020年 | 600万円 | – | 19歳 | プロ入り初年度 |
2021年 | 600万円 | ±0万円 | 20歳 | 2年目、横ばい |
2022年 | 2000万円 | +1400万円 | 21歳 | 大幅増、5月下旬に初昇格 |
2023年 | 1500万円 | -500万円 | 22歳 | 減額、成績面での課題 |
2024年 | 3200万円 | +1700万円 | 23歳 | 33試合登板、防御率2.23、日本代表選出 |
2025年 | 3000万円 | -200万円 | 24歳 | 9試合登板、1勝3敗で減額 |
2020年のプロ入り初年度は600万円からスタートしました。
この金額は高校生ドラフト選手としては標準的な水準でした。
2021年も同額の600万円でしたが、2022年には大きな飛躍を見せています。
年俸は2000万円となり、前年比1400万円の大幅増となったのです。
この背景には、高卒2年目で5月下旬に初昇格を果たすなど、球団からの期待の高さが表れていました。
しかし、2023年には1500万円と500万円の減額となります。
成績面での課題があったことが推測されますが、これも若手選手にはよくあることでしょう。
2024年は再び大幅増となり、3200万円まで上昇しました。
この年は33試合に登板し、防御率2.23という素晴らしい成績を記録しています。
さらに、アジアプロ野球チャンピオンシップの日本代表にも選出されるなど、国際舞台でも活躍の場を広げました。
興味深いのは、及川雅貴選手自身が2024年の大幅増について複雑な心境を語っていることです。
「これまでで1番悔しいシーズン」というコメントからは、年俸が上がったにも関わらず、投手としての充実感を得られなかった心情が伺えます。
プロ入りから2025年までの6年間で、及川雅貴選手の生涯年俸は推定1億900万円となります。
平均年俸は1816万円という数字は、同世代の投手としては決して低くない水準でしょう。
及川雅貴の今後の期待と年俸予想

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画像引用元:SPAIA
2025年シーズンに入り、及川雅貴選手は明らかな成長を見せています。
現在の成績は目を見張るものがあり、防御率0.74、3勝1敗、13ホールドという数字は驚異的です。
24.1回の投球で28奪三振を記録し、奪三振率10.36という高い数値も印象的でしょう。
2025年シーズンの好調要因
この好調の要因の一つは、技術面での進歩にあります。
2025年シーズンから及川雅貴選手は二段モーションを取り入れており、これが大きな武器となっています。
常時140キロ台後半の速球と130キロ近い高速スライダーの組み合わせは、打者にとって脅威的な存在です。
解説者からも高い評価を受けており、「正確な投球としっかりとした体の使い方で、プロの舞台で確実に結果を残している」という声が聞かれます。
これまで課題とされていた制球力も安定してきており、技術的な完成度が高まっていることが分かります。
今後の年俸予想
現在の好調ぶりを踏まえ、及川雅貴選手の今後の年俸予想を以下の表にまとめました。
年度 | 予想年俸 | 前年比 | 予想される成績・役割 |
---|---|---|---|
2026年 | 5000万円 | +2000万円 | 2025年の好成績による大幅増 |
2027年 | 7000万円 | +2000万円 | 先発ローテーション定着 |
2028年 | 9000万円 | +2000万円 | エース級の活躍、2桁勝利 |
2029年 | 1億2000万円 | +3000万円 | チームの柱として確立 |
2030年 | 1億5000万円 | +3000万円 | 球界を代表する左腕へ |
2026年の年俸は大幅な上昇が予想されます。
現在の好調ぶりを考慮すると、5000万円程度になる可能性が高いでしょう。
これは現在の3000万円から67%の大幅増となります。
防御率0.74という驚異的な数字と、先発・リリーフ両方での活躍が評価されることは間違いありません。
長期的な展望
中長期的には、さらなる飛躍が期待されます。
5年後の2030年までには、最高年俸1億円超えも十分に現実的な目標となっています。
及川雅貴選手が先発ローテーションに定着し、2桁勝利を達成すれば、球界を代表する左腕投手としての地位を確立できるでしょう。
チーム内での役割も拡大しており、「若い者でカバーして、大智さんが安心して帰ってくる状況を」と語るなど、リーダーシップも発揮し始めています。
この成長ぶりを見ると、及川雅貴選手の未来は非常に明るいと感じます。
年俸上昇の条件
ただし、これらの予想が現実となるには、いくつかの条件があります。
まず、怪我なく安定した成績を維持することが最重要です。
また、先発として定着し、シーズンを通じて活躍することも必要でしょう。
さらに、チームの成績向上への貢献も年俸査定では重要な要素となります。
及川雅貴のプロフィール
基本情報
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及川雅貴選手は千葉県匝瑳市の出身で、幼少期から野球に親しんできました。
小学3年生で須賀スポーツ少年団にて野球を始め、小学6年生時には千葉ロッテマリーンズジュニアに選出されています。
当時は読売ジャイアンツのファンで、特に内海哲也選手を好きな選手として挙げていたエピソードも興味深いところです。
アマチュア時代の実績
- 小学生: 千葉ロッテマリーンズジュニア選出
- 中学生: U-15日本代表選出、WBSC U-15ベースボールワールドカップ準優勝
- 高校生: 横浜高校で「高校BIG4」の一人として活躍
中学時代には匝瑳シニアでプレーし、U-15日本代表として国際大会でも活躍しました。
2016年の第3回WBSC U-15ベースボールワールドカップでは、キューバ戦で7回4安打無失点の好投を見せるなど、チームの準優勝に大きく貢献しています。
野球の名門・横浜高校に進学してからは、「横浜高史上最強パワーピッチャー」と評される存在となりました。
最速153km/hのストレートを武器とし、世代を代表する左腕として大きな注目を集めていました。
同期には現在プロで活躍する万波中正選手(北海道日本ハム)や度会隆輝選手(横浜DeNA)などがいます。
及川雅貴選手の投球スタイルは、キレのあるストレートが最大の武器です。
常時140キロ台後半の速球に加え、130キロ近い高速スライダーと多彩な変化球を駆使する本格派左腕として評価されています。
プロ入り後も着実に成長を続けており、2025年シーズンの大ブレイクは多くのファンを驚かせました。
まとめ
以上が、及川雅貴選手の年俸に関する内容について詳しく解説してきました。最後に簡単にポイントをまとめたいと思います。
- 2025年年俸は3000万円で前年比200万円減
- プロ入り後の最高年俸は2024年の3200万円
- 6年間の生涯年俸は推定1億900万円
- 2025年シーズンは防御率0.74の好成績で大ブレイク
- 2026年は4500万円〜5500万円の大幅増が予想される
及川雅貴選手の年俸推移を見ると、若手投手特有の浮き沈みがあったことが分かります。
しかし、2025年シーズンの圧倒的な成績は、彼の真の実力が開花したことを示しています。
防御率0.74という数字は、プロ野球界でも稀に見る優秀な成績でしょう。
技術面での成長も著しく、二段モーションの習得により投球フォームが安定しました。制球力の向上も相まって、先発・リリーフ両方で活躍できる貴重な左腕投手となっています。
これまで「素材は良いが完成度が課題」と言われてきた及川雅貴選手ですが、ついにその課題を克服したと言えるでしょう。
今後の年俸上昇は確実視されており、中長期的には1億円超えも十分に現実的です。
「横浜高史上最強パワーピッチャー」と評される素材の良さに加え、プロ6年目にして技術的完成度も高まっています。
阪神タイガースの未来を担う投手として、そして球界を代表する左腕投手として、及川雅貴選手への期待はますます高まっています。