東京ヤクルトスワローズの主砲・村上宗隆選手の年俸推移が注目を集めています。
プロ入りからわずか8年で6億円プレイヤーへと成長し、その生涯年俸は21億円を突破しました。
2025年オフにはポスティングシステムを利用してMLB挑戦を表明しており、海を渡った先での年俸がどうなるのか、野球ファンの関心は高まるばかりです。
本記事では村上宗隆選手の驚異的な年俸推移と、メジャーでの契約予想について詳しく解説していきます。
Contents
【2025】村上宗隆の契約内容は?
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村上宗隆選手の2025年シーズンにおける推定年俸は6億円です。
これは2023年から継続されている金額で、3年総額18億円という大型契約の最終年にあたります。
この契約は2022年シーズン終了後に結ばれたもので、史上最年少での三冠王獲得という偉業を評価した結果です。
当時23歳での6億円到達は、イチロー選手や松井秀喜選手に並ぶ史上最速タイ記録として野球界を驚かせました。
契約の特徴として注目すべきは、球団がMLB挑戦を容認している点でしょう。
2025年シーズン終了後、ポスティングシステムを使ってメジャーリーグへ移籍する道が開かれています。
現在の6億円という年俸額は、チームメイトである山田哲人選手の5億円を上回り、球団史上最高額です。
NPB全体でも2年連続でトップの座に君臨しており、名実ともに日本球界を代表するスター選手としての地位を確立しています。
村上宗隆の年俸推移
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村上宗隆選手の年俸推移は、まさに「右肩上がり」という言葉がぴったりの軌跡を描いています。
プロ入り時の720万円から現在の6億円まで、驚異的なスピードで上昇してきました。
| 年度 | 年齢 | 年俸 | 前年比 | 主な成績・タイトル |
|---|---|---|---|---|
| 2018年 | 19歳 | 720万円 | – | 6試合出場、1本塁打 |
| 2019年 | 20歳 | 800万円 | +80万円 | 36本塁打、新人王 |
| 2020年 | 21歳 | 4,500万円 | +3,700万円 | 28本塁打、最高出塁率 |
| 2021年 | 22歳 | 1億円 | +5,500万円 | 39本塁打、本塁打王、MVP |
| 2022年 | 23歳 | 2億2,000万円 | +1億2,000万円 | 56本塁打、三冠王、MVP |
| 2023年 | 24歳 | 6億円 | +3億8,000万円 | 31本塁打(3年契約開始) |
| 2024年 | 25歳 | 6億円 | 0円 | 33本塁打、本塁打王、打点王 |
| 2025年 | 26歳 | 6億円 | 0円 | 3年契約最終年 |
プロ1年目は出場機会に恵まれませんでしたが、2年目でブレイク。
36本塁打を放って新人王を獲得し、翌年の年俸は一気に4500万円へと跳ね上がりました。
2021年には自身初の大台となる1億円に到達。
39本塁打で本塁打王を獲得し、セ・リーグMVPにも輝いています。
そして2022年がキャリアのハイライトです。
日本人選手最多の56本塁打を放ち、史上最年少で三冠王を達成しました。
この歴史的快挙により、翌年の年俸は3億8000万円増の6億円へ。NPB史上でも屈指の大型アップとして記録されています。
プロ入りから8年間で年俸は約83倍に膨れ上がりました。
同世代の選手と比較しても、村上選手の年俸は群を抜いています。
1999年度生まれの同期では、西武の平良海馬投手が2億円で2位ですが、その差は4億円と圧倒的です。
村上宗隆の生涯年俸は21億8020万円
画像引用元:full-Count
村上宗隆選手のプロ入りから2025年シーズンまでの生涯年俸総額は、21億8020万円に達しています。
わずか8年間でこの金額を稼ぎ出したことは驚異的です。
8年間の平均年俸は約2億7252万円。
この高額な平均値は、2023年以降の3年間が年俸6億円の大型契約であることが大きく影響しています。
プロ野球史上の生涯年俸トップクラスの選手と比べてみましょう。
イチロー選手は約108億円(28年間)、松井秀喜選手は約107億円(20年間)、黒田博樹選手は約102億円(20年間)です。
村上宗隆選手はまだ26歳という若さでありながら、すでに21億円を超えているのです。
今後MLB移籍が実現すれば、生涯年俸は100億円を突破する可能性も十分にあります。
日本球界での実績に加えて、メジャーリーグでの活躍が上乗せされれば、歴史的な金額に到達することは間違いないでしょう。
個人的には、26歳という若さでここまでの金額を稼いだことに驚かされます。
野球選手としての価値の高さを改めて実感させられますね。
村上宗隆のMLBでの年俸予想
2025年シーズン終了後、村上宗隆選手はポスティングシステムを利用してMLB挑戦に踏み出します。
メジャーリーグでの契約内容について、様々な予想が飛び交っているのが現状です。
契約金額の予想
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アメリカのスポーツメディアでは、村上宗隆選手の契約金額について複数の予測が報じられています。
その規模は日本人野手としては史上最高額になると見られています。
米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」は、村上宗隆選手が2億ドル(約300億円)を超える契約を結ぶ可能性があると指摘しています。
具体的には10年総額2億2000万ドル(約330億円)、年平均2200万ドル(約33億円)という予測も出ているのです。
より楽観的な予測として、3億ドル(約450億円)規模に達する可能性も指摘されています。
米国の名物記者は村上宗隆選手の潜在価値を「Aロッド級」と評し、契約金の上限は天井知らずだと述べました。
過去のNPB選手では、野手で吉田正尚選手の5年9000万ドル(約135億円)、鈴木誠也選手の5年8500万ドル(約128億円)が最高額です。
村上宗隆選手はこれらを大幅に更新する契約を手にする可能性が高いでしょう。
移籍先球団の予想
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複数のMLB球団が村上選手の獲得に興味を示していると報じられています。
ニューヨーク・メッツが最有力候補の一つです。
2025年8月には編成本部長が日本を訪れ、村上宗隆選手の試合を視察しました。
その試合で村上宗隆選手がサヨナラ本塁打を放ったことも、強い印象を残したようです。
チーム総年俸が500億円を超える資金力を持ち、大型契約を提示できる条件が整っています。
ロサンゼルス・ドジャースも有力候補です。
ブリーチャー・レポートは「ドジャースになる可能性が大きい」と予想しています。
日本人スターを積極的に獲得してきた実績があり、「象徴的な補強」として村上選手を迎え入れる可能性は十分にあるでしょう。
シアトル・マリナーズは内野の再編が必要な状況です。
強力な投手陣を支える長期的な中軸として、左打者である村上宗隆選手は理想的な補強対象と言えます。
10年総額2億2500万ドル(約338億円)での獲得が予想されています。
その他、フィラデルフィア・フィリーズ、ボストン・レッドソックス、サンフランシスコ・ジャイアンツなども移籍先候補として報じられています。
村上宗隆の市場価値
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米メディアが村上宗隆選手を高く評価する理由として、いくつかのポイントが挙げられます。
プロ2年目の2019年以降、3805打席で247本塁打を記録しており、これは15.4打席に1本のペースです。
同期間の大谷翔平選手やマイク・トラウト選手と同等の数字で、パワーヒッターとしての資質を証明しています。
現在25歳という年齢も魅力的です。
10年規模の長期契約を結んでも、契約終了時には35歳。
選手としてまだまだ活躍が期待できる年齢であり、投資に見合うリターンが得られる可能性が高いのです。
2022年に史上最年少で三冠王を獲得した実績は、世界的に見ても稀有な成果です。
日本人選手最多の56本塁打という記録も、MLB球団のスカウトたちを大いに刺激しています。
一方で、直近3年間の成績が2022年の三冠王シーズンと比較して低下している点や、守備位置の問題が懸念材料として挙げられています。
それでも、若さと潜在能力を考えれば、これらを上回る価値があると判断されているのです。
メジャーリーグという舞台で村上宗隆選手がどこまで活躍できるのか、日本のファンとしても大いに期待したいところですね。
まとめ
村上宗隆選手の年俸推移は、プロ入り時の720万円から現在の6億円へと驚異的な上昇を遂げています。
生涯年俸は21億8020万円に達し、26歳という若さでこの金額を稼ぎ出しました。
2025年オフにはポスティングシステムでMLB挑戦を予定しており、契約金額は2億ドルから3億ドル規模になると予想されています。
移籍先候補としてメッツ、ドジャース、マリナーズなどが有力視されており、日本人野手史上最高額の契約を手にする可能性が高いでしょう。


