メジャーリーグベースボール(MLB)で圧倒的な活躍を続ける大谷翔平選手が、史上初となる3度目の満票MVPに向けて順調な歩みを進めています。
2021年と2023年に満票でMVPを受賞した大谷翔平選手は、その二刀流としての実力を遺憾なく発揮し続けています。
一方、アメリカン・リーグではアーロン・ジャッジ選手が打率.322、58本塁打、144打点という驚異的な成績を残し、有力候補として注目を集めています。
さらに、両リーグでの満票MVP受賞や、両リーグでのMVP受賞という歴史的な記録更新の可能性も高まっており、MLBファンの期待が日増しに高まっています。
大谷翔平選手の挑戦は、野球の新たな地平を切り開く歴史的な意義を持っているのです。
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大谷翔平が史上初3回目の満票MVPが確実か?
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大谷翔平選手の快進撃が止まりません。
2024年シーズンも本塁打王を射程に入れる打撃成績を維持し、投手としても安定した活躍を見せています。
MLB史上唯一の2度の満票MVP受賞者として、その実績は既に歴史に刻まれていますが、3度目の満票受賞への期待が高まっています。
大谷翔平選手の強みは、他の選手には真似のできない二刀流での貢献度の高さです。
打者として本塁打王級の打撃成績を残しながら、投手としても二桁勝利を重ねる実力は、MVP投票において大きなアドバンテージとなっています。
この前例のない活躍は、MLB全体に大きな影響を与えており、記者たちの評価基準そのものを変えつつあります。
従来の評価基準では測れない新しい価値を生み出している大谷翔平選手の存在は、野球界に新しい時代の到来を告げているといえるでしょう。
2年連続両リーグ満票MVPにも注目が集まる!
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2023年シーズンは、MLBの歴史に新たな1ページが加わりました。
アメリカン・リーグでは大谷翔平選手が、ナショナル・リーグではロナルド・アクーニャ・ジュニア選手が、それぞれ満票でMVPを受賞。
これはMLB史上初めての両リーグ満票MVP達成となりました。
大谷翔平選手は2023年シーズン、打率.304、44本塁打、95打点という打者としての優れた成績に加え、投手としても10勝5敗、防御率3.14という好成績を残しました。
特筆すべきは、MLB史上初となる2年連続での二桁勝利・二桁本塁打の達成です。この記録は、彼の二刀流としての卓越した能力を如実に示しています。
一方のアクーニャ・ジュニア選手は、MLB史上初となる40本塁打70盗塁を達成し、打率.337という高い打撃成績で評価を集めました。
両選手の活躍は、現代野球の新しい可能性を示すものとして、大きな注目を集めています。
両リーグでのMVP受賞はMLB史上2人目の快挙!
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MLBの長い歴史の中で、両リーグでMVPを受賞した選手は、フランク・ロビンソン氏のみです。
ロビンソン氏は1961年にシンシナティ・レッズ(ナショナル・リーグ)で、1966年にボルチモア・オリオールズ(アメリカン・リーグ)でMVPを受賞しました。
大谷翔平選手は既にアメリカン・リーグで2度のMVP受賞を果たしており、ナショナル・リーグでのMVP受賞となれば、実に57年ぶりとなる史上2人目の両リーグMVP受賞者となります。
この快挙達成への期待は、野球界全体で高まっています。
この記録への挑戦は、単なる個人記録の更新以上の意味を持っています。
それは、異なるリーグで最高の評価を得ることで、大谷翔平選手の野球選手としての真の価値が証明されることを意味するからです。
MLBで過去に満票MVPを受賞した選手は?
MLBの長い歴史の中で、満票でのMVP受賞は非常に稀少な accomplishmentです。
1936年から現在まで、わずか13人の選手しか達成していない偉業となっています。
以下に歴代の満票MVP受賞者を時系列で紹介します。
受賞年 | 選手名 | 所属チーム | リーグ |
---|---|---|---|
1936年 | カール・ハッベル | ニューヨーク・ジャイアンツ | ナ・リーグ |
1966年 | フランク・ロビンソン | ボルチモア・オリオールズ | ア・リーグ |
1968年 | デニー・マクレイン | デトロイト・タイガース | ア・リーグ |
1973年 | レジー・ジャクソン | オークランド・アスレチックス | ア・リーグ |
1980年 | マイク・シュミット | フィラデルフィア・フィリーズ | ナ・リーグ |
1988年 | ホセ・カンセコ | オークランド・アスレチックス | ア・リーグ |
1997年 | ケン・グリフィー・Jr | シアトル・マリナーズ | ア・リーグ |
2002年 | バリー・ボンズ | サンフランシスコ・ジャイアンツ | ナ・リーグ |
2009年 | アルバート・プホルス | セントルイス・カージナルス | ナ・リーグ |
2014年 | マイク・トラウト | ロサンゼルス・エンゼルス | ア・リーグ |
2015年 | ブライス・ハーパー | ワシントン・ナショナルズ | ナ・リーグ |
2021年 | 大谷翔平選手 | ロサンゼルス・エンゼルス | ア・リーグ |
2023年 | 大谷翔平選手 | ロサンゼルス・エンゼルス | ア・リーグ |
この中で特筆すべきは、大谷翔平選手が唯一の2度満票MVP受賞者という事実です。
これまでの満票MVP受賞者たちは、それぞれの時代を代表する選手として名を残していますが、
誰一人として2度の満票受賞を果たすことができませんでした。
大谷翔平選手の2度の満票受賞は、彼の二刀流としての稀有な才能と圧倒的な実力を証明するものと言えます。
投手と打者の両方で卓越したパフォーマンスを見せる彼の活躍は、満票MVP受賞の歴史に新たな基準を打ち立てたと評価できるでしょう。
また、アメリカン・リーグとナショナル・リーグの内訳を見ると、それぞれ7回と6回とほぼ均等に分布しています。
これは、両リーグともに厳格な基準で投票が行われていることを示しています。
大谷翔平選手の2度の受賞は、いずれもアメリカン・リーグでの達成ですが、今後ナショナル・リーグでも同様の評価を得られる可能性を秘めています。
MLBで最多MVPを受賞した選手は?
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MLB史上最多のMVP受賞記録は、バリー・ボンズ氏が持つ7回です。
1990年から2004年にかけて、驚異的な記録を残し続けたボンズ氏は、特に2001年から2004年までは4年連続でMVPを受賞するという偉業を成し遂げました。
歴代のMVP受賞回数トップ10を見てみましょう。
順位 | 選手名 | 受賞回数 | 受賞年 | 所属チーム |
---|---|---|---|---|
1位 | バリー・ボンズ | 7回 | 1990、92、93、2001、02、03、04年 | パイレーツ/ジャイアンツ |
2位 | マイク・トラウト | 3回 | 2014、16、19年 | エンゼルス |
2位 | アルバート・プホルス | 3回 | 2005、08、09年 | カージナルス |
2位 | ミッキー・マントル | 3回 | 1956、57、62年 | ヤンキース |
2位 | ジョー・ディマジオ | 3回 | 1939、41、47年 | ヤンキース |
2位 | ヨギ・ベラ | 3回 | 1951、54、55年 | ヤンキース |
2位 | ロイ・キャンパネラ | 3回 | 1951、53、55年 | ドジャース |
2位 | スタン・ミュージアル | 3回 | 1943、46、48年 | カージナルス |
2位 | アレックス・ロドリゲス | 3回 | 2003、05、07年 | レンジャーズ/ヤンキース |
2位 | ジミー・フォックス | 3回 | 1932、33、38年 | アスレチックス |
この記録から見えてくる興味深い点がいくつかあります。
- バリー・ボンズ氏の7回という記録は、2位グループの2倍以上という圧倒的な差を付けています。特に2001年から2004年までの4年連続受賞は、MVP投票の歴史の中でも類を見ない偉業です。
- 3回受賞者には、ヤンキースの黄金期を支えたミッキー・マントル氏、ジョー・ディマジオ氏、ヨギ・ベラ氏という3人のレジェンドが名を連ねています。
- 現役選手では、マイク・トラウト氏が3回の受賞を誇り、更なる記録更新の可能性を秘めています。
- 受賞年を見ると、1930年代から2010年代まで、MLB史を通じて各時代を代表する選手たちがMVPを獲得してきたことがわかります。
このような歴代のMVP受賞者たちの中で、大谷翔平選手は既に2回の満票MVP受賞という独自の記録を打ち立てています。
今後のキャリアを通じて、バリー・ボンズ氏の記録に迫る可能性も十分にあるでしょう。
大谷翔平選手が3回目のMVPを獲得できれば、この歴代の名選手たちと肩を並べることになります。
さらに、彼の二刀流という独自の価値は、MVP投票において他の選手とは異なる評価基準を確立する可能性も秘めています。
MVP受賞回数という観点からも、大谷翔平選手の今後の活躍から目が離せません。
まとめ
以上が、大谷翔平選手の3度目の満票MVP受賞の可能性について解説してきました。最後にポイントを簡単にまとめたいと思います。
- 3度目の満票MVP受賞への期待が高まる
- 両リーグでのMVP受賞の可能性を持つ2人目の選手に
- バリー・ボンズ氏の記録(7回)への挑戦の可能性
大谷翔平選手の活躍は、単なる記録更新にとどまらず、野球の新たな可能性を切り開く歴史的な意義を持っています。
彼の二刀流という革新的なプレースタイルは、従来の野球の常識を覆し、新しい時代の扉を開いています。
チームへの貢献、個人記録の更新、そして野球界全体への影響力。これらすべての面で卓越した存在感を示す大谷翔平選手の今後の活躍に、世界中の野球ファンの視線が注がれています。
MLBの歴史に、さらなる新しい章が加わることを、私たちは心待ちにしているのです。