【2024年】大谷翔平が日本人初のトリプルスリーを達成!MLBとNPBで過去の達成者も紹介!

大谷翔平 トリプルスリー

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手が、日本人として初めてメジャーリーグでトリプルスリーを達成する見込みです。

打率.300以上、30本塁打以上、30盗塁以上という驚異的な成績を1シーズンで記録し、野球界に新たな歴史が刻まれますね。

トリプルスリーは、打撃技術、パワー、走力という多彩な能力が求められる稀有な記録です。

日本プロ野球では10人の選手しか達成していませんが、メジャーリーグでは「30-30クラブ」という概念が一般的ですが、大谷翔平選手の偉業は日米を跨いだ快挙と言えるでしょう。

本記事では、トリプルスリーの詳細や大谷翔平選手の偉業、さらにMLBとNPBにおける過去の達成者についても紹介します。

野球ファンなら見逃せない、歴史的瞬間の全貌に迫ります。

トリプルスリーとは?

トリプルスリーは、1シーズンで以下の3つの記録を同時に達成することを指す野球用語です。

  • 打率:3割以上
  • 本塁打:30本以上
  • 盗塁:30盗塁以上

この記録は、打者として高い技術と力強さ、そして走者としての俊足を兼ね備えた、まさに「三拍子揃った」選手でなければ達成できない非常に稀少な記録です。

トリプルスリーの難しさは、これら3つの要素が時に相反する性質を持つことにあります。

例えば、本塁打を狙うためにはスイングが大きくなりがちで、それが打率の低下につながる可能性があります。

また、盗塁を狙うことで打撃に集中できない場面も出てくるでしょう。

さらに、シーズンを通じて怪我なく出場し続けることも必要不可欠です。

そのため、トリプルスリーの達成は選手の総合力と持久力、そして運の良さも求められる、野球界でも最も価値の高い個人記録の一つとされています。

大谷翔平が日本人初のトリプルスリーを達成!

大谷翔平画像引用元:full-Count

2024年9月27日(日本時間28日)、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手は、コロラド・ロッキーズ戦で5打数4安打4打点と大活躍。この試合で打率を.309にまで引き上げ、日本人初のメジャーリーグでのトリプルスリー達成が事実上確定しました。

5打数4安打で打率.309とした。レギュラーシーズンは残り2試合。仮に19打数無安打でも646打数194安打で打率.3003となるため、日本人では初となるトリプルスリー達成はほぼ確実となった。

引用:full-Count

大谷翔平選手の2024年シーズン成績(9月28日時点)

  • 打率:.309
  • 本塁打:54本
  • 盗塁:57個

日本人選手として初めて、そしてメジャーリーグ全体でも極めて稀な快挙を成し遂げた大谷翔平選手。

彼の活躍は、野球の新たな可能性を示すとともに、日本人選手の実力を世界に知らしめる大きな一歩となりました。

メジャーでトリプルスリーを達成した選手は?

メジャーリーグでは、厳密な意味でのトリプルスリー(打率.300以上、30本塁打以上、30盗塁以上)という概念よりも、「30-30クラブ」(30本塁打以上、30盗塁以上)という概念が一般的です。

しかし、大谷翔平選手の偉業を受けて、メジャーリーグでのトリプルスリー達成者にも注目が集まっています。

2024年9月時点で、メジャーリーグにおけるトリプルスリー(打率.300以上、30本塁打以上、30盗塁以上)の達成回数は26回を数えます。

これは、30-30クラブの達成者47人と比較しても、いかに稀少な記録であるかがわかります。

MLB トリプルスリー画像引用元:ベースボールチャンネル

【トリプルスリーを複数回達成した選手】

  • バリー・ボンズ:3回達成(史上最多)
  • ウラディミール・ゲレーロ:2回連続達成(2001年、2002年)
  • ライアン・ブラウン:2回連続達成(2011年、2012年)

これらの選手たちは、長打力と高打率、そして走力を高いレベルで維持し続けた、まさに「スーパースター」と呼ぶにふさわしい存在でした。

大谷翔平選手の達成は、メジャーリーグ史上27回目のトリプルスリー、そして日本人選手として初めての快挙となります。

メジャーリーグでのトリプルスリー達成の難しさは、シーズンの長さ(162試合)や、より高いレベルでの競争、さらには移動距離の長さなど、様々な要因が挙げられます。

それだけに、大谷翔平選手の達成は世界中の野球ファンを驚かせ、称賛の声が上がっています。

日本球界でトリプルスリーを達成した選手は?

日本プロ野球(NPB)では、トリプルスリーはより一般的な概念として認識されており、これまでに10名の選手が達成しています。

以下、NPBでトリプルスリーを達成した選手たちを時系列順に紹介します。

  • 岩本義行(1950年、松竹ロビンス)
  • 別当薫(1950年、毎日オリオンズ)
  • 中西太(1953年、西鉄ライオンズ)
  • 蓑田浩二(1983年、阪急ブレーブス)
  • 秋山幸二(1989年、西武ライオンズ)
  • 野村謙二郎(1995年、広島東洋カープ)
  • 金本知憲(2000年、広島東洋カープ)
  • 松井稼頭央(2002年、西武ライオンズ)
  • 山田哲人(2015年、2016年、2018年、東京ヤクルトスワローズ)
  • 柳田悠岐(2015年、福岡ソフトバンクホークス)

これらの達成者の中で特筆すべきは、山田哲人選手です。

山田哲人選手は日本プロ野球史上唯一、3回もトリプルスリーを達成しています。

さらに、2015年と2016年には2年連続でこの偉業を成し遂げました。

また、2015年には山田哲人選手と柳田悠岐選手が同年に達成し、1950年以来65年ぶりの2人同時達成となりました。

この年は日本プロ野球にとって特別な年となりました。

トリプルスリー達成者画像引用元:スポニチSponichiAnnex

NPBでのトリプルスリー達成者たちは、それぞれの時代を代表する選手たちでした。

彼らの活躍は、日本野球の発展に大きく貢献し、多くのファンに感動を与えてきました。

大谷翔平選手がメジャーリーグでトリプルスリーを達成したことは、日本人選手の能力の高さを世界に示すとともに、NPBとMLBの架け橋となる偉業であると言えるでしょう。

大谷翔平のトリプルスリーに世間の反応は?

大谷翔平選手のトリプルスリー達成に対して、全日程が終了していないためまだ静かな話題としかなっていないようですが、SNSを中心に大谷選手の偉業についてコメントが寄せられています。

大谷翔平選手はトリプルスリーの他にも50-50の達成や日本人最多の盗塁数、打点を記録するなど、今シーズンは数々の記録を塗り替えています。

そして三冠王という偉業にも射程圏内となっており、もはやアニメの世界が現実になったようですね。

まとめ

大谷翔平選手の日本人初となるメジャーリーグでのトリプルスリー達成は、野球界に大きな衝撃を与えました。最後に簡単にまとめたいと思います。

  • 大谷翔平選手がMLBで日本人初のトリプルスリー達成が確定!
  • MLBで過去に達成した選手は26名で最多はバリー・ボンズの3回達成
  • 日本球界での達成者は10名で、山田哲太選手が史上最多の3回達成

大谷翔平選手のトリプルスリー達成は、単なる個人の記録を超えて、野球界全体に大きな影響を与える出来事となりました。

彼の活躍は、これからの野球界にどのような変革をもたらすのか、今後も目が離せませんね。