山本由伸選手のwiki経歴をご紹介します。
彼はMLBワールドシリーズでMVPに輝いた日本人2人目の投手です。
NPB時代には史上初の3年連続投手四冠を達成し、メジャーでも2年連続ワールドシリーズ制覇に貢献しました。
甲子園未経験からドラフト4位で入団し、独自のトレーニングで世界の頂点へ。
本記事では、山本由伸選手の輝かしい経歴と成功の軌跡を詳しく解説します。
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山本由伸のwiki経歴
画像引用元:週刊ベースボールONLINE
山本由伸選手は1998年8月17日、岡山県備前市で生まれました。
現在27歳の右投右打の投手です。
身長178cmと投手としては決して大柄ではありませんが、その体格からは想像できないほどの力強い球を投げ込みます。
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小学1年生で地元の「伊部パワフルズ」で野球を始め、当初は捕手兼投手でした。
備前中学では「東岡山ボーイズ」に所属し、全国大会に出場しています。
負けず嫌いな性格で、試合に負けるたびに悔し泣きしていたそうです。
高校は宮崎県の都城高等学校に進学しました。
入学時135km/hだった球速が、3年時には150km/h超まで成長しています。2年秋には完全試合も達成しました。
しかし甲子園出場はなく、2016年ドラフトでオリックス・バファローズから4位指名を受けました。
山本由伸のNPBでの経歴
オリックス入団後、着実に成長を遂げていきます。
2017年8月に一軍デビューし、同月にプロ初勝利を挙げました。2018年はリリーフに転向し、54試合でリーグ2位の36ホールドポイントを記録する活躍を見せます。
2019年に先発へ再転向すると、防御率1.95で最優秀防御率を獲得しました。この活躍で背番号を「18」に変更しています。
2020年は149奪三振で最多奪三振のタイトルを獲得し、球界を代表する投手へと成長していきました。
3年連続投手四冠
画像引用元:スポーツ報知
2021年から山本由伸選手の黄金期が始まります。
開幕投手を務めると、5月28日から15連勝を記録し、チームを25年ぶりのリーグ優勝へ導きました。
18勝5敗、防御率1.39、206奪三振で投手四冠を達成し、沢村賞とMVPも初受賞しています。
2022年は6月18日にノーヒットノーランを達成しました。
15勝5敗、防御率1.68、205奪三振で史上初の2年連続投手四冠を達成し、チームの26年ぶり日本一にも貢献しています。
2年連続で沢村賞とMVPを受賞しました。
2023年もその勢いは止まりません。
16勝、防御率1.21を記録し、9月9日には2年連続のノーヒットノーランを達成します。
史上初の3年連続投手四冠を達成し、3年連続で沢村賞とMVPを受賞する歴史的偉業を成し遂げました。
この3年間の圧倒的な活躍は、まさに山本由伸選手の時代でした。
NPB通算成績
画像引用元:full-Count
7年間のNPBキャリアで通算70勝29敗、防御率1.82、922奪三振という圧倒的な成績を残しました。
| 年度 | 勝利 | 敗戦 | 防御率 | 奪三振 |
|---|---|---|---|---|
| 2017 | 1 | 1 | 5.32 | 46 |
| 2018 | 4 | 2 | 2.89 | 46 |
| 2019 | 8 | 6 | 1.95 | 127 |
| 2020 | 8 | 4 | 2.20 | 149 |
| 2021 | 18 | 5 | 1.39 | 206 |
| 2022 | 15 | 5 | 1.68 | 205 |
| 2023 | 16 | 6 | 1.21 | 169 |
| 通算 | 70 | 29 | 1.82 | 922 |
特に2021年から2023年は3年間で49勝16敗、防御率は毎年1点台前半をキープしています。
2021年と2022年は2年連続で200奪三振を超えました。
リリーフ時代の経験が先発としての成功につながったのです。
通算922奪三振という数字も素晴らしく、打者を三振に仕留める能力の高さを証明しています。
NPB受賞歴
画像引用元:THE DIGEST
山本由伸選手のNPB受賞歴は輝かしいものです。
主要な受賞とタイトルを一覧表でご紹介します。
| 受賞・タイトル | 回数 | 受賞年 |
|---|---|---|
| パ・リーグMVP | 3回 | 2021年〜2023年 |
| 沢村栄治賞 | 3回 | 2021年〜2023年 |
| 投手四冠 | 3回 | 2021年〜2023年 |
| 最優秀防御率 | 4回 | 2019年、2021年〜2023年 |
| 最多勝利 | 3回 | 2021年〜2023年 |
| 最多奪三振 | 4回 | 2020年〜2023年 |
| 最高勝率 | 3回 | 2021年〜2023年 |
| ベストナイン | 3回 | 2021年〜2023年 |
| ゴールデングラブ賞 | 3回 | 2021年〜2023年 |
- ノーヒットノーラン:2回(2022年6月18日、2023年9月9日)
2021年から2023年まで3年連続でパ・リーグMVPを受賞しました。
投手が3年連続でMVPを獲得するのは異例の快挙です。
沢村栄治賞も3年連続受賞し、金田正一以来の偉業を達成しています。
2年連続でノーヒットノーランも達成するなど、NPB史上最高クラスの投手だったことは間違いありません。
山本由伸のMLBでの経歴
2023年シーズン終了後、ポスティングシステムでメジャー挑戦を表明しました。
ロサンゼルス・ドジャースが投手史上最高額の12年総額3億2500万ドルで契約を提示し、合意に至ります。
2024年3月21日、韓国でのパドレス戦でメジャーデビューを飾りました。
初登板は1回5失点と苦しいスタートでしたが、徐々に適応していきます。
6月7日のヤンキース戦では7回無失点の好投を見せました。しかし6月中旬に右肩腱板損傷で約3ヶ月離脱します。
9月に復帰後、ポストシーズンで4試合に先発して2勝0敗を記録しました。
怪我を乗り越えての活躍は見事でした。
MLBで2年連続ワールドシリーズ制覇
画像引用元:毎日新聞
ドジャースは2024年にワールドシリーズ連覇を達成し、山本由伸選手はこれに大きく貢献しました。
1年目は怪我で離脱期間がありましたが、7勝2敗、防御率3.00という成績を残しています。
特にポストシーズンでの勝負強さが光りました。
2025年シーズンは30試合に先発し、12勝8敗、防御率2.49、201奪三振という素晴らしい成績です。
メジャー2年目にしてエース級の働きを見せ、チームは再びワールドシリーズを制覇しました。
大谷翔平選手らとともに戦う姿は、多くのファンを魅了しています。
日本人2人目のワールドシリーズでのMVP獲得
画像引用元:YAHOO!JAPAN
2024年のワールドシリーズで、山本由伸選手は日本人2人目となるMVPを獲得しました。
松井秀喜選手以来の快挙です。
ワールドシリーズ第2戦、ヤンキース相手に6.1回1失点の好投で勝利投手となり、チームの連覇に貢献しました。
世界最高峰の舞台でこれほどの投球ができるのは並大抵ではありません。
日本人投手がワールドシリーズMVPを獲得するのは、日本野球界全体の誇りですね!
MLB通算成績
2025年シーズン終了時点で、2年間で19勝10敗、防御率2.66、306奪三振という成績です。
| 年度 | チーム | 勝利 | 敗戦 | 防御率 | 投球回 | 奪三振 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2024 | LAD | 7 | 2 | 3.00 | 90.0 | 105 |
| 2025 | LAD | 12 | 8 | 2.49 | 173.2 | 201 |
| 通算 | – | 19 | 10 | 2.66 | 263.2 | 306 |
1年目は怪我の影響で7勝2敗でしたが、2年目は12勝8敗と勝ち星を伸ばしました。
防御率も2.49に改善し、完全に適応したことを示しています。
奪三振は年平均150個以上のペースで、投球回数も2年目は173.2回と安定しています。
今後もこのペースなら、メジャーを代表する投手になることは間違いありませんね!
山本由伸の国際大会での経歴
画像引用元:full-Count
山本由伸選手は日本代表としても輝かしい実績を残しています。
2019年のWBSCプレミア12では優勝を経験し、国際舞台での自信をつけました。
2021年の東京オリンピックでは主戦投手として2試合に先発し、金メダル獲得に貢献しています。
自国開催での金メダルは特別な思い出でしょう。
2023年のWBCでは1次ラウンドと準決勝に登板し、日本の14年ぶり世界一に貢献しました。
これらの実績により、山本由伸選手はプレミア12、オリンピック、WBC、NPB日本シリーズ、MLBワールドシリーズという主要5大会全てで優勝した史上初の選手となりました。
この「5冠」達成は野球史に残る偉業であり、大舞台で結果を出せる投手であることを証明しています。
まとめ
山本由伸選手は甲子園未経験からNPB史上初の3年連続投手四冠を達成し、メジャーリーグでも日本人2人目のワールドシリーズMVPに輝いた偉大な投手です。
独自のトレーニング方法と不屈の精神で世界の頂点に立ち、主要5大会を制覇した史上初の選手となりました。
今後もさらなる活躍が期待される、現代野球界を代表する投手の一人ですね!


