大谷翔平選手、「ロベルト・クレメンテ賞」受賞なるか?寄付総額は30億円になる?

大谷翔平 ロベルト・クレメント賞

大谷翔平選手の活躍が止まりませんね!

2024年のオールスターゲームでは日本人として2人目、オーバーフェンスのホームランとしては日本人初(2007年にイチローさんがランニングホームランを放ちMVPに選出)の快挙となります。

そんな大谷翔平選手ですが、ロサンゼルス・ドジャースと10年総額7億ドル(約1014億円)で契約を結んだ際に、その中から1%未満の金額を寄付するとの発表がありました。

アメリカではスターが寄付をするのは当たり前で、セレブとしての役割を果たす意味もあるそうですが、大谷翔平選手が過去に寄付した総額は30億ぐらいにはなるのではないでしょうか。

積極的に事前活動をする大谷翔平選手に対して、日本人選手として初の「ロベルト・クレメントテ賞」を受賞する可能性も出てきたのではないでしょうか?

今回の記事では、大谷翔平選手による過去の寄付実績や、「ロベルト・クレメント賞」受賞の可能性について詳しく解説していきたいと思います。

大谷翔平選手の寄付総額は1,000億円以上?

大谷翔平選手が今までに寄付をされた正確な金額を算出するのは難しいですが、公表されている情報から算出しますと、30億円ぐらい寄付をされたのではないかと想定します。

  • ドジャースとの契約に関連する寄付額:約10億円
  • 能登半島地震への被災地支援:非公開
  • 小学校へのクラブ寄付:12億円
  • 慈善団体「ミラクルズ・フォー・キッズ」に寄付:非公開
  • ホームランダービーでの賞金をスタッフに寄付:1,650万円
  • 医療従事者にマスクを寄付:非公開

その他にも大谷翔平選手は母校の花巻東高校へ野球道具の寄付をしたりしているとの情報もあります。

非公開の部分を含める、総額30億円ぐらになるのではないかと思われます。

毎年、約1億円を慈善団体へ寄付

大谷翔平画像引用元:TBS NEWS DIG

大谷翔平選手がロサンゼルス・ドジャースと契約した契約内容の中に、“球団の慈善団体に1%を超えない金額を寄付する”という契約があるそうです。

1年平均で約100億円の年俸となりますので、単純計算で毎年約1億円、契約期間10年の間に合計で約10億円を寄付することになります。

日本では寄付を公表する文化があまりないようで、チャリティー活動がアメリカに比べて根付いていません。

影響力の高い大谷翔平選手が積極的に公表することで、日本でも広がっていくといいですね!

球団の慈善団体に1%を超えない金額を寄付するという。仮に平均年俸7000万ドル(約100億円)で1%なら毎年70万ドル(約1億円)を寄付することになる。

引用:full-Count

今回の大谷翔平選手の総額1014億円の契約も驚かされましたが、10億円もの金額を寄付する内容を契約に入れた事にさらに驚かされましたね。

能登半島地震の被災地へ寄付

大谷翔平

2024年1月1日午後4時頃、石川県能登半島で最大震度7の揺れを観測する大地震が発生しました。

多くの建物が倒壊し、津波の被害も含めて240名以上の方がお亡くなりになりました。

地震発生から4日後の日本時間5日、大谷翔平選手は自身のInstagramで新たに所属することになったロサンゼルス・ドジャースと共同で被災地への寄付をすると発表しました。

球団が100万ドル(約1億4,500万円)、それに大谷翔平選手が個人で寄付をするというもので、金額は非公開となっています。

日本の小学校2万校にグローブ6万個を寄贈

日本人初のホームラン王を獲得し、日本中から注目が集まっている今年11月、大谷翔平選手の推定総額約12億円にもなるグラブ6万個(小学校2万校に右利き用2個、左利き用1個の合計3個)を寄贈しました。

このニュースは日本を飛び越え瞬くまに世界中で話題となりました。

大谷翔平選手のスケールが大きすぎるビックな子供達へのプレゼントでしたね!

小児支援団体に年間最優秀選手の賞金を寄付

大谷翔平選手は、2021年に選手間投票の「プレーヤーズチョイス賞」年間最優秀選手選出での賞金を、カリフォルニア州オレンジカウンティの慈善団体「ミラクルズ・フォー・キッズ」に寄付しました。

「ミラクル・フォー・キッズ」は当時大谷翔平選手が所属していたロサンゼルス・エンゼルスとも関係の深い慈善団体で、闘病中の家族や子供を支援する非営利団体です。

「ミラクルズ・フォー・キッズ」は、がんなどの重病を患い闘病する子どもたちとその家族を支援する非営利団体。エンゼルスとは深いつながりがあり、チームの選手が本塁打を放つごとに寄付をするプログラムなどを協力して行っている。

引用:日刊スポーツ

球団スタッフにホームランダービーの賞金を全額贈呈

大谷翔平画像引用元:中日スポーツ

2021年のオールスターゲーム前のホームランダービーに出場した大谷翔平選手が、参加金15万ドル(約1650万円)を球団スタッフに贈呈しました。

大谷翔平選手から贈呈されたのはトレーナーやクラブハウス職員、広報担当職員など普段お世話になっているサポートスタッフ約30人に感謝の気持ちを込めて贈呈したそうです。

大谷翔平選手は金額の大小に関わらず、手にした賞金全額を贈呈する事を初めから決めていたそうで、仮に優勝した場合は100万ドル(約1億1000万円)を手にする事になりましたが、大谷翔平選手の気前のよさにはビックリですね!

ちなみに30人で1650万円ですので、単純計算1人当たり55万円になります。

彼らも仕事として報酬を受けて大谷翔平選手のサポートをしていますが、日ごろお世話になっているという事でこういった臨時ボーナスをもらえるなんて思ってもみなかったでしょうね。

大谷翔平選手が選手としてだけでなく、人間的にも人気があり、尊敬され、愛されるのも分かりますね!

医療従事者にマスクを寄付

2020年、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて大谷翔平選手が日本の医療従事者たちにマスクを寄付しました。

大谷翔平選手は、クラウドファンディングサイトの「READYFOR」が行っている「【#マスクを医療従事者に】あなたの拡散や寄付が医療の力に」を通じてマスクを寄付しました。

この時、大谷翔平選手は「今は誰にとっても難しい時期だと思います。医療従事者の方々が、この問題を解決するために一生懸命働いています。この寄付が彼らの役に立つことを願っています」とコメントを残しています。

この運動の結果、医療従事者に100枚のマスクが500カ所の医療機関に贈られ、さらに寄付金額も15百万円も超えたそうです。

影響力の高い大谷翔平選手が自ら行動し、それに多くの方々が寄付活動を通じてお互いに助け合う気持ちを持つようにみんなの心を動かした大谷翔平選手は若いのに本当に素晴らしいですね。

「ロベルト・クレメンテ賞」受賞の可能性は?

大谷翔平選手がこれまでに色々な社会活動をしてきた内容について解説してきました。特に大きな活動だけを紹介していますので、この他にも母校にバスや野球道具を寄付したりなど、知られていないものも合わせると相当社会貢献をしてきていると思います。

今までの大谷翔平選手の社会活動に対して、栄誉ある「ロベルト・クレメンテ賞」の可能性について見ていきたいと思います。

「ロベルト・クレメンテ賞」とは?

ロベルト・クレメント画像引用元:Wikipedia

「ロベルト・クレメンテ賞」は、通算3000安打をマークし、1972年のシーズンオフにその年に起きたニカラグア大地震の被災者へ球宴物資を提供するためにニカラグアへ向かう救援機が墜落して亡くなったプエルトリコ出身のロベルト・クレメント氏の名前を冠した賞で、当初は「コミッショナー賞」と呼ばれていましたが、1973年からクレメントの名前が付けられました。

毎年30球団から候補者を選出し、その中から1人が選ばれる賞で、メジャーではMVPと並んで多くの選手が受賞したい賞で、「MVPより価値のある賞」と言われる事もある栄誉ある賞です。

大谷翔平選手が受賞する可能性は?

2023年の「ロベルト・クレメンテ賞」はヤンキースのアーロン・ジャッジ選手が受賞しました。

ジャッジ選手は2018年に「アーロン・ジャッジ・オール・ライズ財団」を設立し少年少女を長く支援してきた功績が称えられました。

日本人では過去にマリナーズに所属していたイチローさんが東日本大震災の義援金として1億円を送った例がありますが、受賞も各球団のノミネートをされた選手は未だにいません。

過去の受賞状況を見ても受賞するのはかなり難しい賞である「ロベルト・クレメンテ賞」ですが、大谷翔平選手がMLBに移籍してからの数々の慈善活動を見ると、十分に受賞に値すると思います。

まとめ

以上が、大谷翔平選手の社会貢献についてと、「ロベルト・クレメンテ賞」受賞の可能性について解説してきました。

前半戦を終了し、2年連続ホームラン王、2連連続MVP(2人目の両リーグMVP、DH初のMVP)三冠王、トリプルスリー、40-40、など様々な記録への期待がかかっています。

数々のMLBの記録を塗り替えている大谷翔平選手ですが、日本人初の「ロベルト・クレメンテ賞」ノミネート、そして受賞というニュースが飛び込んでくる可能性もあるのではないでしょうか?

今シーズン終了時点で大谷翔平選手がどれだけの成績を残し、さらにはMVPよりも価値があると言われている「ロベルト・クレメンテ賞」を日本人として初めて受賞できるのか?

後半戦も大谷翔平選手の活躍が楽しみですね!