石垣元気の学歴と経歴を紹介!健大高崎高校で4度の甲子園出場!春のセンバツ制覇!

石垣元気

2025年のドラフト会議で最も注目を集める選手の一人が、石垣元気選手です。

健大高崎高校のエースとして4度の甲子園出場を果たし、2024年春には見事センバツ制覇を達成しました。

最速158km/hという圧倒的な速球を武器に、国内外のスカウトから熱い視線を浴びています。

北海道登別市出身の右腕が、どのような経歴を歩んできたのか詳しく見ていきましょう。

石垣元気のプロフィール

石垣元気画像引用元:高校野球ドットコム

まずは石垣元気選手の基本情報をご紹介します。

  • 氏名:石垣 元気(いしがき げんき)
  • 生年月日:2007年8月16日
  • 出身地:北海道登別市
  • 身長/体重:180cm / 78kg
  • 投打:右投両打
  • ポジション:投手
  • 最高球速:158km/h
  • 所属:高崎健康福祉大学高崎高等学校

石垣元気選手は、力強いストレートを中心とした本格派の投手として知られています。

投手でありながらスイッチヒッターとして打席に立つ二刀流の才能も持ち合わせており、「ホームランアーチスト」との評価も受けているのが特徴的です。

名前の由来は、予定日を2週間過ぎても生まれなかったため、両親が「とにかく元気に生まれてほしい」という願いを込めて名付けたというエピソードがあります。

石垣元気の学歴・経歴

石垣元気選手の野球人生は、北海道の地から始まりました。

ここでは各年代での活躍を振り返ります。

小学生時代

登別市立幌別西小学校画像引用元:登別市立幌別西小学校

石垣元気選手は登別市立幌別西小学校に通い、1年生の時に「柏木ジュニアーズ」で野球をスタートさせました。

当時から肩幅が広く、がっしりとした体格に恵まれていたそうです。

早い段階から投手としての素質を発揮していた点は印象的ですね。

父親の和人さんは野球経験者で、幼い頃から石垣元気選手に基礎を教え込んでいました。

この時期の丁寧な指導が、後の成長の土台となったのでしょう。

中学生時代

登別市立西陵中学校画像引用元:登別市立西陵中学校

登別市立西陵中学校へ進学後、硬式野球チーム「洞爺湖リトルシニア」に所属しました。

中学時代には既に140km/h近い速球を投げる能力を持ち、将来を嘱望される存在となっていたのです。

北海道選抜に選ばれて沖縄遠征に参加した際、健大高崎高校の監督とコーチの目に留まり、直接スカウトを受けるという転機が訪れます。

ただし、この時期には練習態度を巡って父親から「野球をやめてしまえ!」と厳しく叱責されたこともあったそうです。

この出来事が石垣元気選手の野球への覚悟を固める重要な契機になったといいます。

高校生時代

高崎健康福祉大学高崎高等学校

群馬県の健大高崎高校に進学し、1年春から早くもベンチ入りを果たしました

2年生の春、第96回選抜高等学校野球大会で全5試合に登板し、チームを初のセンバツ優勝へと導く活躍を見せます。

この大会では150km/h超の速球を披露し、全国にその名を轟かせました。

2年夏の甲子園では153km/hを計測し、着実に球速を伸ばしていったのです。

3年生になるとエースナンバーを背負い、春夏合わせて4度目となる甲子園出場を実現させました。

さらに2025年のU-18日本代表にも選出され、WBSC U-18野球ワールドカップでチームの準優勝に貢献しています。

国際舞台で記録した158km/hという自己最速は、大会最速としても話題になりました。

石垣元気の甲子園での成績

石垣元気画像引用元:Sportsnavi

石垣元気選手は高校3年間で4度の甲子園に出場し、素晴らしい成績を残しています。

大会 結果 試合数 投球回 被安打 奪三振 与四死球 自責点 防御率
2024年春(第96回選抜) 優勝 5 23 23 18 10 5 1.96
2024年夏(第106回選手権) 2回戦敗退 2 10 4 11 5 1 0.90
2025年春(第97回選抜) ベスト4 3 7 7 11 2 3 3.86
2025年夏(第107回選手権) 2回戦敗退 1 2 2 2 0 0 0.00
通算 11 42 36 42 17 9 1.93

この表から、石垣元気選手が4度の甲子園出場で安定した成績を残していることが分かります。

特に2024年春のセンバツ優勝時と2024年夏の防御率の低さが際立っていますね。

通算で投球回と奪三振が共に42という数字も印象的です。

2025年WBSC U-18野球ワールドカップでの成績

石垣元気画像引用元:SmartNews+

2025年9月に沖縄で開催された第32回WBSC U-18野球ワールドカップで、石垣元気選手は日本代表の守護神として活躍しました。

試合 ラウンド 対戦相手 投球回 被安打 奪三振 与四死球 失点 自責点 最速球速
9月6日 1次ラウンド 韓国 3.0 1 4 0 0 155km/h
9月11日 スーパーラウンド アメリカ 3.2 0 2 4 1 1 157km/h
9月14日 決勝 アメリカ 0.2 0 1 2 0 0 158km/h
通算 7.1 1 7 6 1 1 158km/h

※決勝戦の投球回については、資料上で通算の投球回と各試合の合計に若干の差異がありましたが、通算成績として7.1回、防御率1.23と記載されています。

この表から、石垣元気選手がリリーフとして3試合に登板し、被安打わずか1本という圧倒的な投球を見せたことが分かります。

決勝戦では大会最速となる158km/hを記録し、国際舞台でも実力を証明しました。

ドラフト評価と将来性

石垣元気選手は2025年のドラフト会議で最も注目される選手の一人となっています。

国内外の球団が熱い視線を送る中、その評価を見ていきましょう。

NPB球団からの評価

石垣元気画像引用元:毎日新聞

NPB全12球団が石垣元気選手に強い関心を示しており、ドラフト1位指名が確実視されています。

日本ハムの大渕スカウト部長は「12人に入る選手。北海道出身でもあり注目している」とコメントしました。

地元球団として獲得に意欲を見せているのが分かります。

巨人の大場スカウトは「高校生ナンバーワンの評価」と断言し、「将来的に上原浩治と松坂大輔を掛け合わせたような選手になる」という大胆な予想も示しているのです。

DeNAの八馬アマスカウティングGリーダーは「今年の高校生の中ではNO.1。競合の可能性もある」と語っています。

ソフトバンクの永井編成育成本部長も「150キロ超えのストレート、140キロ以上のカットボール、フォークもある。そら12球団来るでしょう」と太鼓判を押しました。

練習試合にはNPB全12球団から36人ものスカウトが集結するという異例の事態も発生しています。

石垣元気選手本人は地元の日本ハムやパ・リーグのオリックス、ソフトバンクに興味を示唆しており、進路にも注目が集まっているのです。

MLB球団からの評価

石垣元気画像引用元:Number

U-18ワールドカップでの活躍により、MLB球団からの評価も急上昇しました。

ニューヨーク・ヤンキースを含む10球団前後が獲得に強い関心を持っていると報じられています。

ドジャースやフィリーズなど、強豪球団が名を連ねているのが印象的です。

アメリカ代表監督は「アメリカの同世代選手にもない力強いストレートがある」と脱帽しました。

MLBスカウトも「ボールの回転数が素晴らしく、スピードもある。簡単には打ち返せない」と絶賛しています。

契約条件として、NPBの上限である1億円を大幅に超える最大250万ドル(約3億7000万円)規模の提示も検討されているそうです。

ただし石垣元気選手本人は「今のところはNPB1本です」と明言しており、まずは日本のプロ野球で実力をつける意向を示しています。

将来的なメジャー挑戦の夢は持ちつつも、現実的な判断をしている点は非常に賢明でしょう。

2025年9月18日にはプロ志望届を正式に提出し、日本球界入りへの決意を固めました。

まとめ

石垣元気選手は北海道登別市から始まった野球人生で、着実にステップアップを重ねてきました。

健大高崎高校で4度の甲子園出場を果たし、2024年春にはセンバツ制覇という偉業を達成しています。

最速158km/hの速球を武器に、U-18ワールドカップでも国際舞台での実力を証明しました。

NPB全12球団とMLB球団から熱視線を浴びる中、どの球団のユニフォームを着ることになるのか、2025年ドラフト会議が非常に楽しみです。