伊藤大海の家族は姉、弟の5人家族!父はタコツボ漁師で実家は北海道!

伊藤大海 家族

北海道日本ハムファイターズのエース・伊藤大海選手は、父、母、姉、弟の5人家族で育ちました。

父はタコツボ漁師という職業で、実家は北海道茅部郡鹿部町にあります。

海に関わる仕事をする父が名付けた「大海」という名前には、大きな願いが込められています。

野球未経験の父が毎日練習に付き合い、心配性の母が温かく見守り、姉や弟と共に成長してきた伊藤大海選手の家族について、詳しくご紹介します。

伊藤大海の家族構成

伊藤大海画像引用元:道新スポーツ

伊藤大海選手は北海道茅部郡鹿部町で生まれ育ち、両親と姉、弟の5人家族で過ごしてきました。

  • 父:伊藤清光(いとう ひろみつ)さん – 三代続くタコツボ漁師
  • 母:伊藤正美(いとう まさみ)さん – 幼稚園勤務
  • 姉:伊藤凪香(いとう なぎか)さん – 2歳年上、ジャイロキネシストレーナー
  • 本人:伊藤大海選手 – プロ野球選手
  • 弟:伊藤駿航(いとう とわ)さん – 11歳年下、高校球児

興味深いのは、父が漁師という職業柄、子どもたち全員の名前に海に関連する漢字が使われていることです。

「凪」「海」「航」という文字が、それぞれの名前に組み込まれています。

家族の職業と深く結びついた命名は、伊藤家ならではの特徴と言えるでしょう。

2023年12月には一般女性と結婚し、新たな家庭を築いた伊藤大海選手ですが、実家の家族との絆は今も変わらず強いままです。

父親:伊藤清光さん

伊藤大海 父親画像引用元:道新スポーツ

伊藤大海選手の父・清光さんは、代々受け継がれてきたタコツボ漁を営んでいます

野球とは無縁の生活を送ってきた父親が、息子の夢を全力で応援する姿は感動的です。

三代続くタコツボ漁師

清光さんは三代続くタコツボ漁師として、早朝から海に出て漁をする日々を送っています。

朝早くから働き、14時頃に帰宅するのが清光さんの日課でした。

そして帰宅後は、中学時代の伊藤大海選手の練習相手を務めたのです。

自身は学生時代にバレーボール部に所属しており、野球は未経験でした。

それでも「昔の子どもだからできるよ」と、息子のために練習に付き合い続けたそうです。

特に月曜から金曜の函館東リトルシニアの練習がない日には、地元鹿部町のグラウンドでマンツーマン指導を行いました。

伊藤大海選手の代名詞となるスライダーも、この父との練習で磨かれていったと言われています。

清光さん自身が父親の反対で野球を諦めた経験から、「息子にはやりたいことをやってほしかった」という思いが強かったようです。

この経験が、献身的なサポートの原動力になっていたのでしょう。

「大海」の名前の由来

「大海」という名前は、清光さんが名付けました。

その名前には「大海原のように広く、大きく育ち、海を渡るような人生を歩んでほしい」という願いが込められています。

漁師として海と共に生きてきた父親ならではの、スケールの大きな願いですね。

清光さんは口数が少ないタイプで、息子には直接思いを伝えることは多くありませんでした。

しかし母の正美さんがこっそりと息子に父の思いを伝えていたそうです。

プロ入りが決まった後の食事会で、父が知人に語った思いを聞いて、伊藤大海選手は父の深い愛情を初めて知ったと言います。

現在、清光さんは息子の活躍について「本当に自分の息子なのかな」「テレビの中の人みたい」と語っています。

家族で会っている時は普通の息子なのに、球場で見ると別人のように感じるそうです。

父親としての誇らしさが伝わってくるコメントですね。

母親:伊藤正美さん

伊藤大海 母親画像引用元:道新スポーツ

母の正美さんは幼稚園に勤務しており、非常に心配性な性格の持ち主です。

息子が困難に直面するたびに心を痛めてきましたが、その分精神面での支えとなってきました。

中学時代には函館東シニアへの送迎を担当し、献身的にサポートしています。

また漁師の妻として、父が釣ってきた新鮮な魚を料理し、家族の食卓を支えてきました。

正美さんは息子に対し、「楽しんでいる姿だけを楽しみに頑張っているよ」と声をかけています。

プレッシャーをかけず、純粋に応援する姿勢が素晴らしいですね。

2023年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では、北海道から東京ドームまで応援に駆けつけました。

息子の晴れ舞台を見守る母の姿に、深い愛情を感じます。

興味深いエピソードとして、東京五輪準決勝の韓国戦でロジンバッグ使用に抗議された際のことがあります。

正美さんは「つけると思ったときには、あの子、もうロジン触ってた」と語りました。

息子の性格を誰よりも理解している母親ならではの言葉です。

姉:伊藤凪香さん

2歳年上の姉・凪香さんは、幼少期からクラシックバレエに打ち込んできました

現在はジャイロキネシスというエクササイズのトレーナーとして活動しています。

2020年のドラフト会議で家族が映し出された際、「可愛い」と話題になったことも記憶に新しいですね。

幼い頃の伊藤大海選手は典型的な「お姉ちゃん子」で、いつも姉の後をついて回っていたそうです。

一緒に雪でかまくらを作ったり、北海道ならではの雪遊びを楽しんでいました。

特に印象的なのが歯医者でのエピソードです。

伊藤大海選手は歯医者が怖くて、病院中に響き渡る大声で「なっちゃーん!なっちゃーん!」と待合室にいる姉を呼んで泣き叫んだことがあったそうです。

当時の甘えん坊な姿が目に浮かびますね。

姉のバレエの発表会を見に行くことも多く、姉の背中を見て自分も野球を頑張ろうと思ったのかもしれません。

お互いに刺激し合える兄弟関係だったのでしょう。

弟:伊藤駿航さん

伊藤大海 弟画像引用元:道新スポーツ

11歳年下の弟・駿航さんは、兄に憧れて小学1年生で野球を始めました

「兄と同じユニフォームを着たい」という思いから、駒大苫小牧高校に推薦で進学しています。

現在は投手として甲子園出場を目指して頑張っているそうです。

2025年6月には、南北海道大会の地区予選で公式戦初のベンチ入りを果たしました。

その際、兄と同じ背番号「15」を着用したのです。

駿航さんから「番号をもらった。同じ15番」とLINEで報告があり、伊藤大海選手は「いい番号だね」と返信しました。

兄弟の絆を感じる素敵なやり取りですね。

伊藤大海選手は弟の成長を常に気にかけており、SNSで弟の試合について「2回6失点3四球は大いに反省だわ…笑」と辛口コメントを残しつつも、「弟が目標を叶えるまで現役を続けて対戦するのが新しい夢」と語っています。

将来の兄弟対決を心待ちにしている様子が伝わってきます。

年が離れていることで、伊藤大海選手は弟の面倒をよく見る「いいお兄ちゃん」だったようです。

弟にとって、プロで活躍する兄の存在は大きなモチベーションになっているでしょう。

両親の教育方針は?

伊藤大海 両親画像引用元:朝日新聞

伊藤大海選手の両親は、子どもの自主性を尊重しながらも人間性の育成を重視する教育を行ってきました。

父の清光さんは、自身が祖父の反対で野球を断念した経験から、「やりたいことをやってほしい」という方針を貫いています。

子どもの夢を応援する姿勢を明確にしていたのです。

野球未経験でありながら、早朝から漁に出て昼過ぎに帰宅した後、毎日息子の練習に付き合いました。

口数は少なかったものの、行動で愛情を示していたんですね。

母の正美さんは、心配性な性格でありながらも「楽しんでいる姿だけを楽しみに頑張っているよ」と声をかけ、プレッシャーをかけずに応援する姿勢を貫きました。

中学時代のシニアリーグでは送迎を担当し、精神面でも支え続けています。

興味深いのは、両親が伊藤大海選手の「やめろと言われたら、逆にやろうとする」という性格を理解していたことです。

この性格は、子どもの個性を理解し、それを否定せずに見守ってきた結果と言えるでしょう。

伊藤大海選手自身も高校時代について「技術うんぬんよりも人間性を学んだ」と語っています。

この人間性を重視する姿勢は、家庭での教育方針が基盤になっていたのかもしれませんね。

伊藤大海と家族のエピソード

伊藤大海 家族画像引用元:函館新聞

伊藤家には心温まるエピソードが数多く残っています。

父の清光さんは、口数が少なく「ちょっぴり怖かった」存在でした。

しかし母の正美さんがこっそりと父の思いを息子に伝えていたのです。

プロ入りが決まった後、伊藤大海選手はLINEで「いつも家族のためにありがとう」とメッセージを送りました。

プロ入り後にやっと感謝の気持ちを直接伝えられるようになったそうです。

亡くなった祖父もタコツボ漁師でしたが、ドラフト前に他界してしまいました。

ドラフト後、伊藤大海選手は「口数が多くない方だったので、そっと見守ってくれているという印象」と語っています。

祖父への思いも胸に、プロの世界で頑張っているのでしょう。

2020年のドラフト会議では家族が見守る映像が流され、全国に伊藤家の温かさが伝わりました。

苦しかった大学中退の時期にも、家族の支えが大きな力となったそうです。

まとめ

伊藤大海選手は、父、母、姉、弟の5人家族で育ち、タコツボ漁師の父と心配性の母に支えられて成長してきました。

北海道鹿部町の実家で過ごした日々は、彼の野球人生の基盤となっています。

野球未経験の父が毎日練習に付き合い、母が精神面で支え、姉や弟と共に成長した環境が、今のエースを作り上げました。

家族全員の名前に海に関連する漢字が使われているのも、漁師の父ならではの愛情表現です。

現在は結婚して新しい家庭を築きながらも、実家との絆を大切にしている伊藤大海選手の今後の活躍が楽しみですね。