埼玉西武ライオンズのエース・今井達也投手の年俸が大幅アップし、2025年には1億8000万円に到達しました。
プロ入り以降、着実に実績を積み重ねてきた彼の年俸推移は、まさに成長の軌跡そのものです。
2桁勝利や最多奪三振タイトルの獲得など、目覚ましい活躍が評価されています。
さらに将来的なメジャー挑戦も視野に入れており、契約金は最大2億ドルに達する可能性も報じられているのです。
本記事では今井達也投手の年俸推移とメジャー挑戦時の予測について詳しく解説していきます。
【2025年】今井達也の年俸は1億8000万円
画像引用元:Yahoo!ニュース
2025年シーズンの今井達也投手の年俸は、前年から1億円増となる1億8000万円です。
この大幅な昇給は球界でも注目を集めました。
契約更改は2024年12月4日に行われ、球団側は今井達也投手の活躍を高く評価。
単なる数字だけでなく、チームへの貢献度や人間的な成長も含めた総合的な判断による昇給となりました。
プロ入り以来初めて1億円の大台を突破し、球界を代表する投手の仲間入りを果たしたと言えるでしょう。
広池浩司球団副本部長兼編成統括は「チームが苦しい状況の中で勝ちに対する執念を表現してくれた」とコメント。
今井達也投手の精神的な部分も含めた成長を認めています。プロ9年目で掴んだこの大型契約は、彼の努力の結晶です。
今井達也の年俸推移
入団から3年間は1300万円から1800万円と控えめな推移でしたが、2020年には3500万円に上昇。
2021年は制球難もあり2800万円にダウンしましたが、2022年に好成績で5100万円を獲得します。
2023年は自身初の2桁勝利を達成したものの4500万円と微減。
そして2024年、開幕投手を務め10勝8敗、防御率2.34の安定した成績を残しました。
特に187奪三振で最多奪三振タイトルを初獲得したことが評価され、2025年には1億8000万円へと大幅昇給を果たしたのです。
年度 | 年齢 | 勝利 | 敗戦 | 投球回 | 防御率 | 奪三振 | 年俸 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2017年 | 18歳 | – | – | – | – | – | 1300万円 |
2018年 | 19歳 | 5勝 | 5敗 | 78.2回 | 4.81 | 65個 | 1300万円 |
2019年 | 20歳 | 7勝 | 9敗 | 135.1回 | 4.32 | 105個 | 1800万円 |
2020年 | 21歳 | 3勝 | 4敗 | 61.2回 | 6.13 | 44個 | 3500万円 |
2021年 | 22歳 | 8勝 | 8敗 | 158.1回 | 3.30 | 137個 | 2800万円 |
2022年 | 23歳 | 5勝 | 1敗 | 59.2回 | 2.41 | 61個 | 5100万円 |
2023年 | 24歳 | 10勝 | 5敗 | 133.0回 | 2.30 | 130個 | 4500万円 |
2024年 | 25歳 | 10勝 | 8敗 | 173.1回 | 2.34 | 187個 | 8000万円 |
2025年 | 26歳 | 10勝 | 5敗 | 163.2回 | 1.92 | 178個 | 1億8000万円 |
9年間の累計年俸は4億1800万円に到達しており、今井達也投手の市場価値の高さがうかがえます。
2025年シーズンも防御率1.92という素晴らしい数字を残し、エースとしての地位を確立しました。
制球力も年々向上しており、与四球率は2023年のBB/9が4.1だったのに対し、2024年は3.6、2025年は2.5まで改善。この成長ぶりには感銘を受けますね。
メジャー挑戦時の契約金・年俸予測
画像引用元:毎日新聞
今井達也投手は将来的なメジャーリーグ挑戦への意欲を隠していません。
すでに大物代理人のスコット・ボラス氏と契約を結び、MLB移籍への準備を進めています。
ESPNの著名記者ジェフ・パッサン氏は、今井達也投手を2025年オフのFA市場における注目株として紹介しました。
複数のMLB球団関係者の予測によると、契約総額は驚くべき金額になる可能性があります。
予測パターン | 契約総額(ドル) | 契約総額(日本円) | 参考・備考 |
---|---|---|---|
最低予測 | 1億4000万ドル | 約210億円 | パトリック・コービン投手の6年契約を参考 |
中間予測 | 1億5000万ドル | 約225億円 | 複数の球団関係者による標準的な評価 |
最高予測 | 2億ドル | 約300億円 | 一部の球団幹部による最大評価 |
ある球団幹部は「今井は2億ドルを超える契約を得られる可能性がある」とまで評価しています。
いずれのパターンでも1億ドルを大きく超える大型契約が見込まれており、その評価の高さがわかりますね。
この高額評価の理由は明確です。
27歳という若さで長期契約が可能であり、最速160km/hの速球と豊富な変化球を持つ投球能力が評価されています。
さらに制球力の向上が顕著で、WHIPは2023年の1.12から2025年には0.89まで劇的に改善しました。
小柄な体格(5フィート11インチ、154ポンド)ながら、山本由伸投手や今永昇太投手といった成功例があることも追い風です。
実際、今井達也投手の登板には20人以上のMLBスカウトが視察に訪れており、特にヤンキースが有力候補として名前が挙がっています。
ポスティングシステムを利用した場合、西武ライオンズにも数十億円規模の譲渡金が入ると予想されます。
今井達也投手がメジャーに挑戦すれば、山本由伸投手(12年3億2500万ドル)に次ぐ規模の大型契約を手にする可能性が高いでしょう。
まとめ
今井達也投手の年俸は2025年に1億8000万円となり、プロ入り以来の成長が実を結びました。
9年間で4億円以上を稼ぎ出し、球界を代表する投手へと成長しています。
メジャー挑戦時には最大2億ドルの契約が予測されており、その実力は世界レベルです。
制球力の向上と圧倒的な球威で、今後さらなる飛躍が期待されます。
日本球界のエースから世界の舞台へ、今井投手の挑戦から目が離せません。